「捨て難い」とは!意味や使い方!類語や言い換えを解釈
ビジネスや日常会話で「捨て難い」という言葉が使われることがあります。
一体どの様な意味なのか、類語や例文なども併せて紹介します。
目次
- 「捨て難い」の意味
- 「捨て難い」の表現の使い方
- 「捨て難い」を使った例文と意味を解釈
- 「捨て難い」の類語や言い換え
「捨て難い」の意味
「捨て難い」の意味は以下の2つです。
1つ目は「手放したり、諦めたりするのが困難なこと」という意味です。
何か手放さなければならない時に、あるものに関して「とても手放せない、切り捨てられない」と思うことを言います。
2つ目は「とても捨てられない」「必要不可欠な」という意味です。
才能のある人や性能が良いものなどに対して「手放すことなど考えられない」という強い意味になります。
- 「捨て難い」の読み方
- 「捨て難い」を分解して解釈
「捨て難い」の読み方
「捨て難い」は「すてがたい」と読みます。
「難い」は「にくい」ではなく「がたい」と読みます。
「捨て難い」を分解して解釈
「捨て難い」は「捨て+難い」で成り立っています。
「捨て」は動詞「捨てる」の連用形で「不要なものとして手放す」「関係を断ち放っておく」「見過ごす」「気持ちを諦める」「俗世間から遠のく」「大切なものを投げ打って何かに没頭する」「乗って来たものを放置する」という意味があります。
「難い」は形容詞「かたい」の接尾語化で、動詞の連用形に付き「容易に~できない」「~しにくい」という意味です。
これらの言葉が組み合わさり「容易に手放せない」「諦められない」という意味で使われています。
「捨て難い」の表現の使い方
「捨て難い」の表現の使い方を紹介します。
- 文法的な使い方
- 「すてにくい」と読むと意味が変わってくる
文法的な使い方
「捨て難い」は動詞を含んだ表現であり、文末にそのまま使えます。
副詞として使う時には「捨て難く」になります。
「すてにくい」と読むと意味が変わってくる
「捨て難い」を「すてにくい」と読むと、「不用品が分別しにくい、廃棄するのに手間がかかる」など、「捨てるのが大変」という意味になってしまいます。
一般的に「捨て難い」は「ものを捨てる」のではなく、「必要である度合い」を表す時に使われます。
「捨て難い」を使った例文と意味を解釈
「捨て難い」を使った例文と意味を解釈します。
- 「捨て難い」を使った例文1
- 「捨て難い」を使った例文2
「捨て難い」を使った例文1
「このギターだけは捨て難い」
若い頃バンド活動などをしていて、様々思い入れのあるギターは、現在使わなくなったけれどもとても捨てられないという気持ちを表しています。
「捨て難い」を使った例文2
「どちらのプランも捨て難いので再度検討する」
企画書を提出して貰った時に、A案・B案どちらも魅力的ですぐには1つに決められず、もう一度検討することを表しています。
「捨て難い」の類語や言い換え
「捨て難い」の類語を紹介します。
- 「外せない」
- 「マストな」
「外せない」
「それがないとものごとが進められないので絶対に必要である」という意味です。
「マストな」
「それをする時に絶対に必要なもの」という意味です。
「捨て難い」は「手放したり、諦めたりするのが困難なこと」「とても捨てられない」「必要不可欠な」という意味があります。
手放すのに未練が残るものに対して使いましょう。