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「とんぼ返り」とは!意味や使い方!「日帰り」との違い

そのつもりは無かったものの、結果的にこの「とんぼ返り」となってしまったという経験のある人も多いでしょう。

とんぼ返り

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「とんぼ返り」とは!意味や使い方!「日帰り」との違い>


目次

  • 「とんぼ返り」の意味とは?
  • 「とんぼ返り」の表現の使い方
  • 「とんぼ返り」と「日帰り」との違い
  • 「とんぼ返り」の類語


「とんぼ返り」の意味とは?

「とんぼ返り」の意味とは?

「とんぼ返り」とは、目的地に着き、そこでの予定を終えた途端に引き返すことです。

余計なことは一切できない(できなかった)という意味が含まれており、「明日は大阪に出張だけど、とんぼ返りだよ」などと使われています。

由来は、とんぼがそれまでとは飛ぶ方向をすぐ逆に変えられることからで、行った先で余計なことはせず、すぐに戻ってくるという表現となっています。

また、一部のスポーツでは違う意味で使われている言葉ですが、それについては後述します。

  • 「とんぼ返り」の読み方

「とんぼ返り」の読み方

「とんぼ返り」は、「とんほがえり」と読んでください。

読み方は簡単ですが、表記する時に「とんぼ帰り」としないように注意してください。

用事が済んだ途端にすぐに帰ってくることなので、「帰り」の方が合っているように思えてしまうかも知れませんが、そちらでは間違いとなってしまいます。



「とんぼ返り」の表現の使い方

「とんぼ返り」の表現の使い方

「とんぼ返り」の表現の使い方を紹介します。

スポーツでもこの言葉が使われると書きましたが、その場合には2つの意味になります。

1つは水泳でプールの端まで泳いで着いた時に、前方に回転しながらターンをすることです。

これを「とんぼ返りターン」と呼んでおり、単に「とんぼ返り」としても構いません。

もう1つは体操競技で地面から跳んで空中で1回転することで、回転する方向は特に問いません。

これらとして使われる際には、「とんぼ返りができないようでは~」のようにそれらの技術について表現する用い方になり、一般的な意味は先に説明した通りです。

「とんぼ返り」と「日帰り」との違い

「とんぼ返り」と「日帰り」との違い

「とんぼ返り」という言葉に、特に日にちという概念はありません。

よって、1日で帰ってくることはできない海外に行った際にも用いることができます。

それに対して、「日帰り」は出発から(元の場所までの)帰宅までがその日のうちに終わることの表現となっています。

ビジネスで「日帰り出張」とよく使われますが、その日だけの(その日のうちに戻ってくる)出張という意味になると考えていいでしょう。



「とんぼ返り」の類語

「とんぼ返り」の類語

「とんぼ返り」と似た使い方のできる言葉です。

この言葉の一般的な解釈に当たる方の類語は多少意味が異なりますが、スポーツ用語としての類語はそのまま言い換え表現になります。

  • 「Uターン」【ゆーたーん】
  • 「クイックターン」【くいっくたーん】
  • 「宙返り」【ちゅうがえり】

「Uターン」【ゆーたーん】

これだけでは元の場所に戻ってくるという意味にしかならないので、「用事の済んだ途端にUターン」といったように使って初めて「とんぼ返り」のことだと表現することができます。

「クイックターン」【くいっくたーん】

水泳での「とんぼ返り」は、英語ではこのように呼ばれます。

日本でも近年はこちらを使うことが増えているようです。

「宙返り」【ちゅうがえり】

体操で使われた時には、この「宙返り」と言い換えることができます。

この言葉も回転方向は問わずに使って構いません。

icon まとめ

「とんぼ返り」の一般的な解釈は、何もできずにそのまま帰る(ことになった)という意味で使うこともあります。

そうではない場合も、少なくとも余計なことは何もできない(できなかった)という表現だと覚えておいてください。