「真撃」とは!意味や使い方!対義語や類語と解釈
この「真撃」は、各種の謝罪文でよく見掛ける言葉として有名になっているという実情があります。
目次
- 「真撃」の意味とは?
- 「真撃」の表現の使い方
- 「真撃」を使った例文と意味を解釈
- 「真撃」の類語
- 「真撃」の対義語
「真撃」の意味とは?
「真撃」とは、「とても真面目」や「ひたむきで熱心」という意味になる言葉で、そのような姿勢、態度などと用いられます。
「真撃な態度で臨むべきだ」のような使い方になり、冒頭のように今後はそのように気を付けるといったように用いられることが多いです。
ただし、言葉だけでそのように使っても何も意味もなく、それに合った言動が伴うことが求められるのは言うまでもありません。
- 「真撃」の読み方
「真撃」の読み方
「真撃」は、「しんし」と読む言葉です。
後ろの「し」に当たる「撃」は、「摯」と表記しても間違いではなく、画面では区別が付きにくいかも知れませんが、「撃」は上が「車殳」、「摯」は「幸丸」となっています。
どちらが正解という訳でもない為、好きな方を用いても構いません(ここでは「真撃」で統一します)。
「真撃」の表現の使い方
「真撃」の表現の使い方を紹介します。
先のように、それだけの様子だと表現する為の言葉なので、簡単には用いるべきではありません。
ですが、近年では各種の謝罪でこの言葉さえ使えばいいと思われている傾向が否めず、折角の意味が軽く扱われていると言わざるを得ません。
ですが、それはあくまで使われ方の問題であって、言葉本来の意味は「とても真面目」だということには変わりません。
よって、実際の使われ方がどうであれ、きちんとそちらで覚えておいてください。
「真撃」を使った例文と意味を解釈
「真撃」を使った例文と、その意味の解釈になります。
このような使われ方が多い言葉です。
- 「真撃」を使った例文1
- 「真撃」を使った例文2
「真撃」を使った例文1
「彼はとても真撃な姿勢で仕事に向き合っていると評判だ」
とても真面目に仕事に向き合っている様子の表現に使っています。
このような使い方は、本当の意味(というのもおかしいですが)で用いていると解釈していいでしょう。
「真撃」を使った例文2
「今回のことを真撃に受け止めて、再発防止に全力で励む所存です」
何か起こしてしまったことに関する謝罪として、よくこの手の使い方をされる言葉です。
もちろん本当にそう考えていることもあるでしょうが、このような形で一種の「定型文」とも言える為、どうしても言葉としての信頼性に疑いが見え隠れしてしまいます。
「真撃」の類語
「真撃」とほとんど同じ意味になる言葉です。
ほとんどの場合でこちらで言い換えることができます。
- 「真剣」【しんけん】
「真剣」【しんけん】
「真撃」はこの「真剣」と使っても同じ解釈になります。
こちらの言葉は「本当の刀」という意味でも使えますが、そちらではない解釈では「真撃」がその意味だと考えていいでしょう。
「真撃」の対義語
これと決まった対義語は存在しませんが、「軽薄」(けいはく)がそれに近い言葉になります。
意味は「薄っぺらい」(物理的な意味ではありません)、「軽々しい」といった解釈になり、「真撃」とは真逆な態度、姿勢などに対して用いられます。
「真撃」は、きちんとした意味で使われれば、これ以上ないというほどの真面目な態度や姿勢のことの表現となる言葉です。