「融通が利かない」とは!意味や長所や短所など解説
ビジネスや日常会話で「融通が利かない」という言葉が使われることがあります。
一体どの様な意味なのか、長所・短所なども併せて紹介します。
目次
- 「融通が利かない」の意味
- 「融通が利かない」の表現の使い方と注意点
- 「融通が利かない」の長所と短所
- 「融通が利かない」を使った例文と意味を解釈
「融通が利かない」の意味
「融通が利かない」の意味は、「考え方や行動が偏っていて、改められない性格のこと」です。
一度そう思い込んだら自分の考えを曲げようとせず最後まで貫こうとしたり、人のアドバイスを聞き入れようとしない人のことを言います。
本人も「やりにくい」と感じていることもあるのですが、考え方ややり方を変えてしまうと自分自身を否定する様な気がしたり、応用がきかずに考えが浮かばなくなるという不安から、頑固になっている傾向があります。
- 「融通が利かない」の読み方
「融通が利かない」の読み方
「融通が利かない」の読み方は「ゆうづうがきかない」になります。
「融通」を「ゆうつう」と読み間違わない様にしましょう。
「融通が利かない」の表現の使い方と注意点
「融通が利かない」の使い方と注意点を紹介します。
- 文法的な使い方
- 良くない意味で使う
文法的な使い方
「融通が利かない」は打消しの助動詞「ない」が含まれた表現であり、文末にそのまま使えます。
副詞として使う時には「融通が利かず」になります。
良くない意味で使う
「融通が利かない」は相手に対して「使えない」「役に立たない」など非難する意味の言葉です。
面と向かって使わない様に注意しましょう。
「融通が利かない」の長所と短所
「融通が利かない」の長所と短所について紹介します。
- 「融通が利かない」の長所
- 「融通が利かない」の短所
「融通が利かない」の長所
「融通が利かない」の長所は以下の3つです。
1つ目は、「信頼される」という点です。
自分だけ有利にものごとを進めたり、人のせいにするという器用なことはできないので、周囲から信頼されることになります。
2つ目は「地道にやり遂げる」という点です。
派手なパフォーマンスではなく、地味にコツコツと進めていき、確実に目標を達成していきます。
3つ目は「手順がきちんとしている」という点です。
ショートカットやその時だけのやり方などはせず、きちんとマニュアルに沿って進めていくので、トラブルがあっても対処し易いのです。
「融通が利かない」の短所
「融通が利かない」の短所は以下の3つです。
1つ目は「周囲がイラッとする」という点です。
自分のやり方を変えようとせず、人のアドバイスを聞かずに明らかに効率が悪いと思われるやり方をしているので、周囲の人がイラッとするのです。
2つ目は「仕事が遅い」という点です。
要領よく仕事ができずに、どれも丁寧にやろうとするので時間がかかってしまうのです。
3つ目は「孤立する可能性」という点です。
自分のやり方を変えようとしないのでチームワークが保てず、いつしか孤立してしまう可能性があります。
「融通が利かない」を使った例文と意味を解釈
「融通が利かない」を使った例文と意味を解釈します。
- 「融通が利かない」を使った例文1
- 「融通が利かない」を使った例文2
「融通が利かない」を使った例文1
「彼女は融通が利かないのでいつも締め切りに遅れる」
要領良く仕事ができず、時間がかかってしまい、締め切りに遅れることを表しています。
「融通が利かない」を使った例文2
「上司は融通が利かないのでいつも待たされる」
ものごとの優先順位が付けられない上司で、急ぎの仕事の承認がいつも遅いことを表しています。
「融通が利かない」は「考え方や行動が偏っていて、改められない性格のこと」です。
要領が悪くてしかも頑固な人に使いましょう。