「万古不易」とは!意味や使い方!類語や例文も解釈
この「万古不易」は、スピーチの際などに聞くことがある言葉ですが、少し堅い表現になります。
目次
- 「万古不易」の意味とは?
- 「万古不易」の表現の使い方
- 「万古不易」を使った例文と意味を解釈
- 「万古不易」の類語と解釈
「万古不易」の意味とは?
「万古不易」とは、「永遠に変わることがない」という解釈で使われる言葉です。
「これは、万古不易な法則だ」のような用い方になり、数学における公式などは正にそのような対象だと言えるでしょう。
その存在がまず今後も変わることがない(だろう)と使う言葉ですが、本当にそうではなくても、そのように感じた場合に(いわゆる便宜上の使い方として)用いることができます。
- 「万古不易」の読み方
「万古不易」の読み方
「万古不易」は、「ばんこふえき」と読んでください。
「万古」は「永遠」や「永久」を表す言葉で、「不易」は「変わらない」という解釈になります。
これらが合わさって四字熟語として、先のような意味として用いられています。
「万古不易」の表現の使い方
「万古不易」の表現の使い方を紹介します。
便宜上の使い方もできると書きましたが、例えば、「我が社は万古不易、今の体制を貫く所存です」などとスピーチで使ったような場合がそれで、このような言い方はナンセンスになりますが、会社の体制や存在が永遠だということはまずないものです。
ですが、それだけの覚悟だ、自信があると使っている表現なので、こういった使い方をしても問題のない言葉となっています。
「万古不易」を使った例文と意味を解釈
「万古不易」を使った例文と、その意味の解釈になります。
堅い表現になるので、それほど頻繁に見聞きする言葉でもありません。
- 「万古不易」を使った例文1
- 「万古不易」を使った例文2
「万古不易」を使った例文1
「万古不易に見える対象も、いずれ変わることがある」
確かにその通りで、不変に見える数式類も、いずれ変わることがあるかも知れません。
勉学では歴史がそのいい例で、本来過去に起きたことは変わるはずがありませんが、学者による新しい発見があるごとにそうだと習ったことが変わってしまっています。
「万古不易」を使った例文2
「この風景は万古不易のものであって欲しい」
その風景が永遠に続くようにと願った使い方です。
このような変わって欲しくない対象に使うことも多い言葉で、堅い表現になるだけに、その思いの強さが分かる用い方だと考えていいでしょう。
「万古不易」の類語と解釈
「万古不易」と同じ意味で使える言葉です。
これらでも意味は一緒だと考えて構いません。
- 「千古不変」【せんこふへん】
- 「永久不変」【えいきゅうふへん】
「千古不変」【せんこふへん】
「千古」という言葉も、「万古」と同じ解釈になります。
「不変」は見たそのまま変わらないことで、「万古不易」と共に少々堅い場などで用いられます。
「永久不変」【えいきゅうふへん】
こちらも「永久に変わらない」と使っており、「万古不易」と同じように用いることができます。
それほど堅さがない表現なので、同じ意味では一番実用性に高い言葉です。
「万古不易」は、その意味を堅い場で表現する時に使われます。
難しい言葉なので、一般には上の「永久不変」とした方がいいかも知れません。