「書き留める」とは!意味や使い方!「書き取る」との違い
ビジネスや日常会話で「書き留める」という言葉が使われることがあります。
一帯どの様な意味なのか、類語や例文なども併せて紹介します。
目次
- 「書き留める」の意味
- 「書き留める」の表現の使い方
- 「書き留める」を使った例文と意味を解釈
- 「書き留める」の類語と解釈
「書き留める」の意味
「書き留める」の意味は、「耳で聞いたことや目で見たものを、忘れない様に書きつけておく」です。
人から説明を受けた時や、目の前でお手本を見せて貰った時などに、自分で忘れない様に紙に書いておくことを言います。
じっくり丁寧に書くのではなく、その場でさっと手早く書いて済ませる時の表現です。
- 「書き留める」の読み方
- 「書き留める」と「書き取る」の違い
「書き留める」の読み方
「書き留める」は「かきとめる」と読みます。
特に難しい漢字ではないので読み書きできる様にしておきましょう。
「書き留める」と「書き取る」の違い
「書き留める」と似た言葉に「書き取る」があります。
「書き留める」は、「その場で自分が忘れない様に素早く書きつけること」という意味です。
「書き取る」は「お手本があり、書いて写すこと」「人が話す言葉をそのまま文字にすること」という意味です。
「自分で分る様に書く」か、「忠実に書くか」という違いがあります。
「書き留める」の表現の使い方
「書き留める」の表現の使い方を紹介します。
- 文法的な使い方
- 「書き留める」の名詞形は「書留」ではない
文法的な使い方
「書き留める」は動詞を含んだ表現であり、文末にそのまま使えます。
副詞として使う時には「書き留めて」になります。
「書き留める」の名詞形は「書留」ではない
「書き留める」の名詞形として「書き留め」と使う人がいますが、「かきとめ」と言うと「書留郵便」のことになります。
「書留郵便」とは、大切な文書を郵便局で預かって貰い、確実に送り届ける様に扱う郵便物のことで、配達状況を記録したり、万が一の時には損害賠償が支払われます。
非常に紛らわしいのでこの様な時には「書き付け」を使いましょう。
「書き留める」を使った例文と意味を解釈
「書き留める」を使った例文と解釈を紹介します。
- 「書き留める」を使った例文1
- 「書き留める」を使った例文2
「書き留める」を使った例文1
「電話で言われた住所を慌てて書き留めた」
電話口で知り合いの住所を訊ねたところ、いきなり口頭で教えられた為に、忘れない様に慌てて紙に書いたことを表しています。
「書き留める」を使った例文2
「先輩の仕事のやり方を書き留めておいた方がいい」
先輩に仕事を教えて貰う時に、目の前でお手本を見せて貰い、その内容をメモに残しておき、後で参考にしようと思っています。
「書き留める」の類語と解釈
「書き留める」の類語と解釈を紹介します。
- 「メモする」【めもする】
- 「覚え書きをする」【おぼえがきをする】
「メモする」【めもする】
「紙片や手帳などに書いて忘れない様にすること」という意味です。
「覚え書きをする」【おぼえがきをする】
「必要なことを忘れない様に紙に書いておくこと」という意味です。
「書き留める」は「耳で聞いたことや目で見たものを、忘れない様に書きつけておく」という意味です。
自分が忘れない様に雑でもさっとメモに取る時に使いましょう。