「差し支えなければで構いません」の意味とは!例文や使い方と注意点!
ビジネスの場面で「差し支えなければ構いません」というフレーズを使うシーンがよくあります。
しかし、定常的な言葉として使っていることで、正しく使えていない人もいるかもしれません。
そこで今回は、この「差し支えなければ構いません」について説明していくことにします。
目次
- 「差し支えなければで構いません」とは?意味
- 「差し支えなければで構いません」の表現の使い方と注意点
- 「差し支えなければで構いません」を使った例文と解釈
- 「差し支えなければで構いません」の言い換え
「差し支えなければで構いません」とは?意味
まず、「差し支えなければ」のパートですが、この言葉は「不都合でなければ」という意味を持つ言葉です。
相手に物事の決め事の権利を委ねる意味合いがあります。
そして「構いません」は「差し支えないこと」を示す「構わない」の丁寧な表現として使われています。
このことから「差し支えなければ構いません」、「そうなっても問題ない」という意味になります。
「差し支えなければで構いません」の表現の使い方と注意点
「差し支えなければ構いません」は、ていねいな語感があるのですが、「差し支えなければ」という言葉そのものは敬語表現ではありません。
したがって、目上の人や取引先などの人に対して使う時は、この後の言葉を敬語形にしておく必要があります。
そのために「差し支えなければ」の後に必ず「構いません」を付けることが必須です。
「差し支えなければで構いません」を使った例文と解釈
ここで「差し支えなければ構いません」を使った例文を見ながら、具体的な活用シーンをイメージしてみることにしましょう。
- 「差し支えなければで構いません」の使った例文1
- 「差し支えなければで構いません」の使った例文2
「差し支えなければで構いません」の使った例文1
「今月のご注文は予定数量より下回っても、差し支えなければ構いません」
これは毎月、定量的なオーダーしている取引先への打診内容ですが、「不都合でなければ」ということを意味しています。
先方に相手にとって都合が悪いことであれば、断られてしまう可能性があります。
そのために、このような提案は先方から断られても問題のない場合に使うことになります。
「差し支えなければで構いません」の使った例文2
「もし、予定時間に間に合わなくても、差し支えなければ構いません」
これも予定の時間に間に合わずオーバーしたとしても、先方に何ら支障がなければ、問題がないということを言っています。
「差し支えなければで構いません」の言い換え
ここで「差し支えなければ構いません」を他の言い方だと、どのような言葉があるかを見ていくことにしましょう。
- 「差し支えない範囲で構いません」
- 「問題なければ結構です」
「差し支えない範囲で構いません」
「差し支えない範囲で構いません」も「差し支えなければ構いません」と同じような意味で使われています。
「差し支えない範囲」とは「許容範囲」という解釈になります。
「問題なければ結構です」
「問題なければ結構です」も、言い換えの表現として使われています。
「問題がなければ」が「支障なければ」と同じ意味になります。
皆さんは「差し支えなければ構いません」というフレーズを何気なく使っている場合もあることでしょう。
しかし、今回の記事をご覧になられて、是非、言葉の意味を意識しながら使ってみてください。