「定める」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
「定める」という表現は「新たに法律で定めました」や「経営の方向性を定める必要があります」などの文章で使われますが、「定める」はどのような意味を持っているのでしょうか?
「定める」という表現の「意味・読み方・使い方・例文と解釈・類義語」について、詳しく解説していきます。
目次
- 「定める」の意味
- 「定める」の表現の使い方
- 「定める」を使った例文と意味を解釈
- 「定める」の類語や類義語
「定める」の意味
「定める」という表現は、「ある物事について決定すること・決めること」や「従うべきもの(依拠すべきもの)として制定すること」、「自らの態度・意思をはっきりさせること」を意味しています。
また「定める」という言葉は、「安定させて落ち着かせること」や「天下・国家を治めること」といった意味合いも持っています。
- 「定める」の読み方
「定める」の読み方
「定める」の読み方は、「さだめる」になります。
「定める」の表現の使い方
「定める」の表現の使い方を紹介します。
「定める」の表現は「標準語を定める」のように、「ある物事を決める時」に使う使い方になります。
「医薬品に関する法律を定めました」のように、「従うべき規範を制定する場合」にも使えます。
「世の中を定める」などの文章で、「国・地域を治める」という意味でも使用されます。
更に、「定める」は「意思を定める」のように「自らの態度をはっきりさせる時」に使ったり、「自分の住む家を定める」のように「住居・身分などを安定させる場合」にも使うことができます。
「定める」を使った例文と意味を解釈
「定める」を使った例文とその意味を解釈していきます。
- 「定める」を使った例文1
- 「定める」を使った例文2
「定める」を使った例文1
「チームのみんなで話し合って、ユニフォームとチーム名を定めることになりました」
この「定める」を使った例文は、「ユニフォームとチーム名を決定することになった」という意味合いで、「定める」の表現を使用しています。
「定める」を使った例文2
「敗戦後にGHQの指導を受けて、当時最先端の立憲主義を取り入れた日本国憲法を定めました」
この「定める」を使った例文は、「定める」の表現を、「当時最先端の立憲主義を取り入れた日本国憲法を制定した」という意味を持つ文章で使っています。
「定める」の類語や類義語
「定める」の類語や類義語を紹介します。
- 「設定する」【せっていする】
- 「決める」【きめる】
「設定する」【せっていする】
「設定する」という表現は、「ある物事をつくって定めること」や「前提条件を設けて定めること」を意味しています。
「定める」とは、「ある物事について決めたり制定したりすること」を意味している表現です。
その意味から、「定める」と良く似た類語(シソーラス)として、「設定する」の表現を指摘できます。
「決める」【きめる】
「決める」という表現は、「まだ決まっていない物事をどうするかについて、意思や態度をはっきりさせること」を意味しています。
「定める」の言葉は、「ある事柄に対して、自らの態度・意思をはっきりさせること」を示しています。
この意味から、「決める」という表現は、「定める」と類似の意味を持つ類義語として解釈されます。
この記事で説明した「定める」の表現には、「ある事柄について決めること」や「従うべきもの(依拠すべきもの)として規範を制定すること」、「国・地域を治めること」などの意味があります。
「定める」の類語・類義語として、「設定する」「決める」などがあります。
「定める」という言葉について詳しく調べたい時は、この記事を参考にしてみて下さい。