「中秋の名月」とは?意味や別名など!徹底解説
この「中秋の名月」は、秋の風物詩の1つとなっています。
目次
- 「中秋の名月」とは?
- 「中秋の名月」の別名
- 「中秋の名月」と「仲秋の名月」の違い
「中秋の名月」とは?
「中秋の名月」とは、旧暦で8月15日に当たる(現在では9月上旬から10月上旬までの間になる)日を指して使う言葉です。
一定という訳ではなく、旧暦計算によって毎年その日が変わります。
その日が必ず十五夜月(満月)になるとは限りませんが、旧暦は太陰太陽暦とも呼ばれ、月の満ち欠けとも密接に関係している為、十五夜月かその前後という場合がほとんどです。
ちなみに2019年は9月13日がその日で、2019年までの過去10年間で一番早かったのは9月8日で、遅かったのは10月4日です。
2020年は10月1日、2021年は9月21日になります。
尚、この「中秋の名月」は先のように、旧暦で8月15日に当たる日そのものを指して使う言葉ですが、その日に出ている月に対して指して使う場合もあります。
「中秋の名月」の別名
「中秋の名月」は「芋の名月」(いものめいげつ)や「芋名月」(いもめいげつ)と呼ばれることがあります。
これは、中秋の名月には里芋をお供え物とする風習が昔からあることからで、その歴史は室町時代まで遡ると言われています。
このお供え物となる里芋は、十五夜月だと15個、その前日であれば14個と月齢に合わせた数にするとされている地域もありますが、特にそのような決まりがある訳ではありません。
「中秋の名月」と「仲秋の名月」の違い
「中秋の名月」は、「仲秋の名月」とも表記されることがあります。
読み方は共に「ちゅうしゅうのめいげつ」で、これらによる特に違いはありません。
尚、旧暦の8月でこの「中秋の名月」以外の日の月のことを「仲秋の月」(ちゅうしゅうのつき)と表現します。
こちらは「中秋の月」とは使わないので注意してください。
「中秋の名月」は、特にその為のイベントなどが行われるという訳でもありませんが、代表的な秋の風物詩として覚えておくといいでしょう。