「全然」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
「全然」という表現は「このくらいの怪我は全然平気です」や「その事件については全然知りません」などの文章で使われますが、「全然」はどんな意味を持つ言葉なのでしょうか?
「全然」という表現の「意味・読み方・使い方・例文と解釈・類義語」について、詳しく解説していきます。
目次
- 「全然」の意味
- 「全然」の表現の使い方
- 「全然」を使った例文と意味を解釈
- 「全然」の類語や類義語
「全然」の意味
「全然」という表現は、「(後に打ち消しの言葉を伴って)まったく・少しも・まるで」や「すっかり残りなく」ということを意味しています。
「全然」という言葉には俗語として、「全然素晴らしいと思います」などの文章で使われる「非常に・とても」の意味合いもあります。
「全然」を「全然たる」の古語的な形容動詞として使う時は、「残っている部分がないさま」や「まったく(完全に)その通りであるさま」を意味します。
- 「全然」の読み方
「全然」の読み方
「全然」の読み方は、「ぜんぜん」になります。
「全然」の表現の使い方
「全然」の表現の使い方を紹介します。
「全然」の表現の使い方は、副詞的に使う時には「(後に打ち消しの言葉を伴って)まったく少しも~ではない」という意味で使う使い方になります。
例えば、「今回の調子は全然調子が良くありませんでした」のような文章で使うことができます。
また「全然」の表現は「この電車の座席は全然快適です」のように、俗語として「非常に・とても」の意味で使うという使い方もあります。
「全然」を使った例文と意味を解釈
「全然」を使った例文とその意味を解釈していきます。
- 「全然」を使った例文1
- 「全然」を使った例文2
「全然」を使った例文1
「風邪でも引いたのか、昨夜から全然食欲がなくて頭も痛くなってきています」
この「全然」を使った例文は、「全然」という表現を、「昨夜から少しも(まったく)食欲がなくて頭も痛くなってきている」という意味を持つ文章で使っています。
「全然」を使った例文2
「先週、御社の担当者がプレゼンして下さった新規ビジネスの案件と予算ですが、弊社としてはその内容で全然問題ありません」
この「全然」を使った例文は、「弊社としてはその内容でまったく少しも問題ありません」という意味合いで、「全然」という表現を使用しています。
「全然」の類語や類義語
「全然」の類語や類義語を紹介します。
- 「全く」【まったく】
- 「一向に」【いっこうに】
「全く」【まったく】
「全然」という表現は、「(後に打ち消しの言葉を伴って)まったく少しも~ない、まるきり~ない」ということを意味しています。
「全く」という言葉は、「完全にその状態になっていること」や「(後に打ち消しの言葉を伴って)全然~ない」の意味合いを持っています。
その意味から、「全然」とほとんど同じような意味を持つ類語(シソーラス)として、「全く」という表現を上げることができます。
「一向に」【いっこうに】
「一向に」という表現は、「全然・まったく」や「(後に打ち消しの言葉を伴って)少しも~ない、まるきり~ない」を意味しています。
この意味合いから、「一向に」という表現を、「まったく・少しも・まるで」を意味する「全然」の類義語として解釈できるのです。
この記事で解説した「全然」の表現には、「(後に打ち消しの言葉を伴って)まったく~ない、まるで~ない」や「俗語の非常に・とても」などの意味があります。
「全然」の類語・類義語として、「全く」「一向に」などがあります。
「全然」という言葉について詳しく調べたい時は、この記事を参考にしてみて下さい。