「願ったり叶ったり」の意味とは!類語や対義語!例文や使い方まで詳しく解釈
この「願ったり叶ったり」は、いい意味でのみ使われる言葉だと覚えておきましょう。
目次
- 「願ったり叶ったり」の意味とは?
- 「願ったり叶ったり」の表現の使い方
- 「願ったり叶ったり」の類語と解釈
- 「願ったり叶ったり」を使った例文と意味を解釈
- 「願ったり叶ったり」と「踏んだり蹴ったり」の違い
「願ったり叶ったり」の意味とは?
「願ったり叶ったり」とは、「考えていた通りになった」という意味で使われる表現です。
悪い方向にそうなったという場合に使うことはなく、いい方向にそうなることを望んでいた通りになった時のみに使います。
その為、この言葉を見聞きした際には、使った人に何かしらのいいことがあったのだと考えていいでしょう。
- 「願ったり叶ったり」の読み方
「願ったり叶ったり」の読み方
「願ったり叶ったり」は、「ねがったりかなったり」と読みます。
願った通りに叶ったというそのままの解釈になります。
「叶」の漢字が多少難しいので、「願ったりかなったり」とその部分を平仮名にして使うこともあります(特に問題ありません)。
「願ったり叶ったり」の表現の使い方
「願ったり叶ったり」の表現の使い方を紹介します。
先のように、いい方向に願っていた通りに叶ったと使う言葉なので、例えとてもいいことがあったとしても、事前からそうなるように望んでいなかった場合にはこの言葉は使えません。
ですが、とても幸運だと思うことがあった際に、便宜上そういった使い方をすることもあります。
その為、「そんなの願ったり叶ったりだよ」のように用いられた時に、その人が本当にそうなることを望んでいたのかどうかは分かりません。
「願ったり叶ったり」の類語と解釈
「願ったり叶ったり」と似た意味で使える言葉です。
どれも望んだ通りのいい方向に進んだ(進んでいる)という意味になります。
- 「渡りに舟」【わたりにふね】
- 「おあつらえ向き」【おあつらえむき】
「渡りに舟」【わたりにふね】
川を渡ろうと思っていた時にちょうど舟がやってきたという例えで、望んでいた通りになったという解釈になります。
「おあつらえ向き」【おあつらえむき】
こちらも思った通りになったと使う言葉です。
「この展開はおあつらえ向きだ」のような使い方になり、希望していた通りだと表現したい時に用います。
「願ったり叶ったり」を使った例文と意味を解釈
「願ったり叶ったり」を使った例文と、その意味の解釈です。
意味は1つだけなので、解釈で困るようなことはないでしょう。
- 「願ったり叶ったり」を使った例文1
- 「願ったり叶ったり」を使った例文2
「願ったり叶ったり」を使った例文1
「あっちからやって来てくれるとは願ったり叶ったりだ」
自分からそちらに行こうとしていたものの、向こうから来てくれると分かって、これは都合がいいと使っている例になります。
先に挙げた便宜上と言える用い方になり、これくらいのことでも使える表現ですが、少々大袈裟になっている感は否めません。
基本的にはもう少し大きな喜びが絡むことに使うといいでしょう。
「願ったり叶ったり」を使った例文2
「売りたかった方が全部売れて、願ったり叶ったりの状態になった」
いくつか用意した商品の中で、それが一番売りたいと思っていたものが全部売れて、望み通りになったと言っています。
このような用い方にとても向いている言葉です。
「願ったり叶ったり」と「踏んだり蹴ったり」の違い
「踏んだり蹴ったり」は、悪いことが重なった時に使う表現です。
踏まれたり蹴られたりと悪いことばかりだという比喩表現なので、「願ったり叶ったり」と語呂こそ似ていますが、全く違う意味になるので注意してください。
滅多に「願ったり叶ったり」と言えるような状態になることはないでしょうが、その場合にはこの言葉でそれを充分に表すことができます。