「それどころか」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
皆さんは「それどころか」という表現を日常生活の中で、何となく使っているのではないかと思います。
このような言葉は、日本語には数多くあるのですが、どのような意味はあるのかを意識したことはないかもしれません。
そこで今回は、この「それどころか」に焦点を当てて、その意味や活用できるケースを見て行きながら、理解を深めていきたいと思います。
目次
- 「それどころか」とは?意味
- 「それどころか」の表現の使い方
- 「それどころか」を使った例文と意味を解釈
- 「それどころか」の類語や類義語
「それどころか」とは?意味
「それどころか」とは、「物事の状況や人の意見、考え方などに対して、反対を表す気持ち」を表現したものです。
日常生活の中で、あまりにも自然の出て来る言葉なので、あまりこのような意味を持っているとは、気付く人も少ないかもしれませんが、感覚的には、言葉の意味を理解されている人が多いのかもしれません。
「それどころか」の表現の使い方
「それどころか」は「物事の状況などに対して反対を表す気持ち」のことを意味していますので、そんなことで済むどころか。
全く逆の状態を指し示す時に使われることになります。
「ありがとうの一言もない。それどころか悪態をつく始末だ」というような使い方をしています。
「それどころか」を使った例文と意味を解釈
では、ここで「それどころか」を使った例文を見ながら、具体的な活用シーンをイメージしていくことにしたいと思います。
- 「それどころか」を使った例文1
- 「それどころか」を使った例文2
「それどころか」を使った例文1
「今回の問題を早急に解決することは、非常に難しい。それどころか不可能と言った方が正しいかもしれません」
大きな問題となっている物事を解決しようとしても、ハードルが非常に高くで、解決困難なことがあります。
しかし、それどころか全く解決法が見つからず、不可能であることも少なくありません。
この例文では、そのようなことを言っているのです。
「それどころか」を使った例文2
「私に厳しことを言っている彼のことを恨むことはありません。それどころか非常に感謝しているくらいです」
人から厳しいことを言われたなら、気持ちが塞ぎこむか、相手を恨んでいしまうことの方が普通でしょう。
しかし、その厳しい発言は、相手を思うあまりに言ったことなので、憎むより感謝する気持ちになっています。
この例文の「私」も恨むどころか、感謝の念を抱いているのですから、素直な性格をされた方なのでしょう。
「それどころか」の類語や類義語
「それどころか」を他の言葉で言い換えるとするなら、どのような言葉があるかを挙げてみることにしました。
- 「かえって」
- 「むしろ」
「かえって」
「かえって」という言葉が「それどころか」の類義語として扱うことができます。
「普通に期待することや、考えていることとは全く反対に」、あるいは「逆に」という意味合い持つ言葉で、「ここで休憩した方がかえって効率がいい」というような使い方をします。
「むしろ」
「むしろ」も「それどころか」の類義語の1つになります。
「それよりこれを選ぶ」、「そう言うよりこのように言った方がいい」ということを表現した語句です。
「それどころか」の意味や使い方を紹介してきましたが、ご理解頂くことができたでしょうか?
この言葉の他にも、普段のコミュニケーションの中で特別に意識せずに使っている言葉がたくさんあるので、機会があれば調べてみると面白いと思います。