「腕が鳴る」とは!意味や使い方など例文も解釈
ビジネスや日常会話で「腕が鳴る」という言葉が使われることがあります。
一体どの様な意味なのか、由来や使い方などについても紹介します。
目次
- 「腕が鳴る」の意味
- 「腕が鳴る」の表現の使い方
- 「腕が鳴る」を使った例文と意味を解釈
- 「腕が鳴る」の類語と解釈
「腕が鳴る」の意味
「腕が鳴る」の意味は以下の2つです。
1つ目は「十分な手応えがあり、それをする意欲が湧くこと」という意味で、自分にとって有意義と思われるものごとに対してやる気を出すことを言います。
2つ目は「早く力を発揮したくてじっとしていられない様子」という意味で、周囲に自分の実力を見せたくて気持ちがはやり、うずうずする様子のことです。
- 「腕が鳴る」の読み方
- 「腕が鳴る」の由来
「腕が鳴る」の読み方
「腕が鳴る」は「うでがなる」と読みます。
特に難しい漢字ではないので、読み書きできる様にしておきましょう。
「腕が鳴る」の由来
「腕が鳴る」は慣用句であり、本当に腕が音を立てて鳴る訳ではありません。
「腕」とは「技量」という意味で、日本語では技量が優れている、劣っているという時に「上手・下手」という様に「手」を使った表現をします。
ここから「腕がいい」「腕前」など、「腕」が「技量」という意味で使われる様になりました。
「鳴く」は「名声などが広く世間に知れ渡る様に声をあげる」という意味です。
これらの言葉が組み合わさり「技能を広く世に知らしめたいと気がはやる様子」として使われる様になりました。
「腕が鳴る」の表現の使い方
「腕が鳴る」の表現の使い方を紹介します。
- 文法的な使い方
- 自分に自信がある時に使う
文法的な使い方
「腕が鳴る」は動詞を含んだ慣用句であり、文末にそのまま使えます。
文中には「腕が鳴って」「腕が鳴り」などと使われることもあります。
自分に自信がある時に使う
「腕が鳴る」は、自分の能力やスキルに自信がある時に使います。
自分の出番をいまかいまかと待ち構えている時の表現です。
「腕が鳴る」を使った例文と意味を解釈
「腕が鳴る」を使った例文と解釈を紹介します。
- 「腕が鳴る」を使った例文1
「腕が鳴る」を使った例文1
「決勝で地元の有名チームと当たることが分り、腕が鳴る」
決勝戦で、地元でも強くて有名なチームと対戦することが分かり、早く戦って自分達の実力を証明したいと思い、ワクワクしたことを表しています。
「腕が鳴る」の類語と解釈
「ライバルが素晴らしいプレゼンをしたのを目の当たりにして、早く自分の番が来ないかと腕が鳴った」
ライバルが素晴らしいプレゼンをしたのですが、それを見て自分はもっと素晴らしいプレゼンをするぞと気持ちがはやったことを表しています。
- 「やり甲斐のある」【やりがいのある】
- 「血が騒ぐ」【ちがさわぐ】
「やり甲斐のある」【やりがいのある】
「それをすることに価値があると思い、気持ちが張りやる気が出るものごと」という意味です。
「血が騒ぐ」【ちがさわぐ】
「気持ちが興奮してじっと落ち着いていられなくなること」という意味です。
「腕が鳴る」は「十分な手応えがあり、それをする意欲が湧くこと」「早く力を発揮したくてじっとしていられない様子」という意味があります。
自分に自信があり、やる気に満ちている時に使いましょう。