「惜しみなく」とは!意味や使い方!類語や例文も解釈
この「惜しみなく」としてしまうことは、いい場合もあれば悪い場合もあります。

目次
- 「惜しみなく」の意味とは?
- 「惜しみなく」の表現の使い方
- 「惜しみなく」を使った例文と意味を解釈
- 「惜しみなく」の類語と解釈
「惜しみなく」の意味とは?

「惜しみなく」は、「勿体ないとは思わず」、または「どれだけでも」と解釈できる言葉です。
勿体ないとは考えずにどんどんと用意する、使う、つぎ込むような様子の表現になります。
「彼はボランティアに私財を惜しみなくつぎ込んでいる」のような使い方になり、それに対してどれだけ遣っても全く勿体無いとは思っていないと解釈することができます。
- 「惜しみなく」の読み方
「惜しみなく」の読み方
「惜しみなく」は、「おしみなく」と読んでください。
「惜しむ」という表現は、逆に「勿体ない」と思ってしまうことで、「なく」と付けることでその表現の否定になっている言葉です。
「惜しみなく」の表現の使い方

「惜しみなく」の表現の使い方を紹介します。
この言葉でその様子を表現すると、いくらでも使ったりすることができるという意味になりますが、実際にはそこまでではない場合にも用いられることがあります。
それでは言葉の意味として成り立たなくなってしまいますが、先の例でいくら惜しみなくボランティアの為に私財をつぎ込んでいるとしても、さすがに自分の生活が成り立たなくなるまで遣ってしまう人は居ません。
その為、「際限なく」という訳でもなく、実際には程度問題のある言葉だと解釈していいでしょう。
「惜しみなく」を使った例文と意味を解釈

「惜しみなく」を使った例文と、その意味の解釈になります。
完全にどれだけでもという訳ではないものの、この言葉を使った時点では本当にそう考えているという場合もあるものです。
- 「惜しみなく」を使った例文1
- 「惜しみなく」を使った例文2
「惜しみなく」を使った例文1
「部品は惜しみなく使っていいから、雑なことだけはしないで欲しい」
部品はどれだけ使っても構わないので、雑な作業だけはしないようにと言っています。
この場合は言葉の解釈通りに、全く勿体ないとは思わずに使ってしまっていいと捉えることができます。
「惜しみなく」を使った例文2
「惜しみなくとは言ったものの、さすがに使い過ぎだろう」
前述した程度問題の話になる用い方で、いくらどれだけでもとは言っても、そこまで使うことはないだろうと後から思った場合です。
このような例は多く、言葉本来の意味より、現実的に考えた解釈が必要になります。
「惜しみなく」の類語と解釈

「惜しみなく」と似た意味で使える言葉です。
これらも「勿体ないと思わない」時に用います。
- 「躊躇いなく」【ためらいなく】
- 「羽ぶりよく」【はぶりよく】
「躊躇いなく」【ためらいなく】
「惜しみなく」と言い換えることができる場合も多く、使ったり手放すことに何も抵抗がないという意味で使う言葉です。
「羽ぶりよく」【はぶりよく】
主に金銭に対して、際限なくとまではいかないものの、景気のいい様子に対して使います。
「彼はいつもは羽振りがいい」とすると、お金に関してあまり勿体ないとは思わずに遣っているという解釈になります。
説明してきたように、いくら「惜しみなく」とは言っても、実際の状況などから判断した適当な解釈が必要になります。
この言葉はそれを理解した上で使ってください。