「思わなんだ」とは!意味や使い方!類語や例文も解釈
この「思わなんだ」という言葉が実は方言だということは、意外と知られていないでしょう。
目次
- 「思わなんだ」の意味とは?
- 「思わなんだ」の表現の使い方
- 「思わなんだ」を使った例文と意味を解釈
- 「思わなんだ」の類語
「思わなんだ」の意味とは?
「思わなんだ」は、現在では普通に「思わなかった」という意味で全国で使われている言葉ですが、元は中部地方で使われている方言で、それが各地に広まったと考えられています。
「そんなことだとは思わなんだ」のように、標準語との組み合わせで普通に使うことができ、特に方言ということを意識する必要はありません。
- 「思わなんだ」の読み方
「思わなんだ」の読み方
「思わなんだ」は、「おもわなんだ」と読んでください。
そのまま読めば何の問題もないので、読み方で困ることはないでしょう。
「思わ何だ」と使われることがありますが、誤表記ではないものの、無理にそこまで漢字にする必要はなく、一般的に平仮名のまま使う言葉です。
「思わなんだ」の表現の使い方
「思わなんだ」の表現の使い方を紹介します。
先のように、全国で普通に使われている言葉なので、特に意識せずに標準語や他の地域の方言と組み合わせることができます。
違う地方の方言同士の組み合わせはおかしくなってしまうことも多いですが、今では標準語と言ってもおかしくないこの言葉とであれば、大抵の地方の方言と混在させて使えると考えていいでしょう。
例えば、関西弁との組み合わせで「こんなんなる思わなんだ」としても、それほど違和感がないのが分かるでしょう。
「思わなんだ」を使った例文と意味を解釈
思わなんだを使った例文と、その意味の解釈です。
標準語ベースでの使い方の例文になります。
- 「思わなんだ」を使った例文1
- 「思わなんだ」を使った例文2
「思わなんだ」を使った例文1
「そうなっているとは思わなんだ」
そうなっているとは思わなかったと言っています。
「思わなかった」と置き換えるだけなので、この言葉の解釈はとても簡単です。
「思わなんだ」を使った例文2
「まさか、そこまでとは思わなんだ」
こちらもそのまま置き換えて、そこまでとは思わなかったと解釈してください。
方言は標準語として解釈する場合にいくつかの意味になることがありますが、この「思わなんだ」はただ置き換えるだけなのでそのようなことを考える必要はありません。
「思わなんだ」の類語
「思わなんだ」と同様に、標準語のように使われているよく似た言葉です。
これらも元は中部地方の方言で、今では全国で見聞きします。
- 「知らなんだ」【しらなんだ】
- 「できなんだ」
「知らなんだ」【しらなんだ】
「思わなんだ」が「思わなかった」となるように、この「知らなんだ」は「知らなかった」と解釈して使います。
「できなんだ」
こちらは「できなかった」と置き換えることができる言葉です。
このような「~なんだ」という形の言葉は他にもいくつかありますが、全て中部地方からきていると考えてください。
「思わなんだ」は、方言だと知らなくても普通に使える言葉です。
特に現在ではそのようなことは何も意識することなく用いて構いません。