「あくせく働く」の意味とは!類語や例文!
日本人は昔からとても勤勉で真面目に働くのが、特徴だと海外から評価されていることは、多くの人が知っていることです。
そんな日本人のイメージを言葉で表現するなら、「あくせく働く」ということかもしれません。
そこで今回は、この「あくせく働く」について見ていきたいと思います。
目次
- 「あくせく働く」とは?意味
- 「あくせく働く」の表現の使い方
- 「あくせく働く」を使った例文と意味を解釈
- 「あくせく働く」の類語や類義語
「あくせく働く」とは?意味
「あくせく働く」は、「精神的にゆとりがなく、目先のことしか考えられない状態で、せわしなくバタバタと働いている状態」のことを意味しています。
「あくせく働く」の表現の使い方
「あくせく働く」は、「心にゆとりが全くなくバタバタと働いているさま」のことを指していることから、毎日、朝から夜遅くまで、息を抜く暇もないほどに労働に明け暮れる人達を指していうことができます。
「あくせく働く」を使った例文と意味を解釈
ここで「あくせく働く」を使った例文を見ながら、具体的な活用シーンをイメージしてみることにします。
- 「あくせく働く」を使った例文1
- 「あくせく働く」を使った例文2
「あくせく働く」を使った例文1
「田舎の母は、80歳になってもあくせく働いているが、体を壊わすどころか、逆に元気になっている」
高齢者の方が「あくせく働く」というと、すぐに健康を害して倒れてしまうようなイメージがありますが、田舎に住む人は逆にそうではなさそうです。
むしろ「あくせく働く」ことで、健康を維持して、ハツラツとされています。
「あくせく働く」を使った例文2
「都会であくせく働いるが、いっそのこと、田舎のスローライフを目指して転職しようか?」
前の例文も「田舎」のことですが、「あくせく働く」ことは、都会での働き方を指していることが多いと思います。
田舎での生活は、スローライフのために、ゆったりとしていて、都会に住む人にとっては憧れのようです。
しかし、田舎での転職は、かなり難しいことも事実です。
「あくせく働く」の類語や類義語
「あくせく働く」を他の言葉で言い換えるとするなら、どのような言葉があるかを見ていくとにします。
- 「せっせと働く」【せっせとはたらく】
- 「コツコツと働く」【こつこつとはたらく】
「せっせと働く」【せっせとはたらく】
「せっせと働く」が、「あくせく働く」の類義語として、置き換えて使うことができます。
「忙しいくせわしく働いている」という意味があります。
「コツコツと働く」【こつこつとはたらく】
「コツコツと働く」も「あくせく働く」に近い意味がありますが、「休むことも、怠けることもなく、ひたすら真面目に働くこと」を指しています。
「あくせく働く」は、意味や使い方を見ていると、本当に日本人が適切に当てはまる言葉だなと思います。
しかし、そんな「あくせく働く」も最近の「働き方改革」というキーワードの中で、かなり価値観やワークスタイルが変化してきていることで、ますます使われることが少なくなってきたのではないかとも考えられます。
単位時間当たりの効率化を図り、「あくせく働く」を「楽しく働く」という価値観に変えて行くことが、これからのあるべき姿を指しているように思えるのです。