「β版」の意味とは?読み方や使い方・例文・類語まで詳しく解説!
この「β版」は、完成版ではないことの表現として使われる言葉です。
目次
- 「β版」の意味とは?
- 「β版」の表現の使い方
- 「β版」を使った例文と意味を解釈
- 「β版」の類語や類義語
「β版」の意味とは?
「β版」とは、完成版として公開や販売する前の最終段階と言える試作版のことです。
これに多少手を加えたものが先のような正式な完成版となります。
ネットゲームでよく見聞きする言葉で、正式なリリースの前に期間を限定してこの「β版」として利用してもらい、そこで分かった不具合の修正やゲームバランスの調整などが行われ、正式版として改めてリリースされるという流れです。
- 「β版」の読み方
「β版」の読み方
「β版」は「べーたばん」と読んでください。
何故「β」(ベータ)なのかと言えば、最初の試作段階からもう一歩進んで正式な発表前のバージョンという意味からそう呼ばれています。
その最初の試作段階にも呼び方があり、それについては下記の類語にて詳しく紹介します。
「β版」の表現の使い方
「β版」の表現の使い方を紹介します。
プログラムやソフトでは、「βバージョン」や「βエディッション」などとも使われますが、意味は一緒で表現が多少違うだけです。
上で挙げたネットゲームなどのテストとしてのリリースでは、「βテスト」と呼ばれることがあり、主に希望者を対象として行われます。
一般にはその募集を行わず、過去のゲームのプレイヤーなどから限定して募って行う場合、「クローズドβテスト」のような表現で呼ばれることが多いです。
「β版」を使った例文と意味を解釈
「β版」を使った例文と、その意味の解釈です。
この「β版」に段階を設けて、「β1(版)」や「β2(版)」などと、まだ正式版とはならないものの、少しずつ改良することで完成度が高められていく場合があります。
- 「β版」を使った例文1
- 「β版」を使った例文2
「β版」を使った例文1
「β版だからかも知れないが、重くて使い物にならなかった」
何かのソフトのβ版を使ってみての感想だと解釈できます。
β版でそのような意見が多ければ、正式版では軽さにも期待できるかも知れません。
そのようなアンケートを採るのがβ版の目的です。
「β版」を使った例文2
「β1と比べてβ2となったこのバージョンは、以前よりかなり改良されている」
同じ「β版」という括りですが、その中で多少改良したものにして、正式版までに更に完成度を高めようとするのが「β2」や「β3」と呼ばれる存在です。
最初から「β1」と銘打っている場合には、その後にβ2やβ3が出てくると考えていいかも知れません。
「β版」の類語や類義語
「β版」の類語や類義語を紹介します。
前述したこの「β版」となる前の試作段階を指して使う言葉です。
- 「α版」【あるふぁばん】
「α版」【あるふぁばん】
一応形として完成した最初のバージョンのことをこのように読んでいます。
この「α版」の次となる形なので、「β版」という言葉が使われています。
この「α版」は一般にリリースされることはあまりなく、関係者だけにしか公開されない、またはこれ自体が存在しないということもある為、「β版」と比べてそれほど見聞きしない言葉となっています。
「β版」には大抵の場合、使用期限というものがあります。
特にソフトではそれが過ぎると使えなくなることが多く、充分満足なものだったとしても、そのまま使い続けることはできないと考えてください。
気に入った場合には、それを元に完成した正式版の方に移行してください。