「バグる」とは?意味や使い方・言い換え・「バグる」と「フリーズ」の違いとは?
コンピューターの世界では、色々な用語は使われます。
その中でも、この「バグる」はよく聞く言葉です。
目次
- 「バグる」の意味とは?
- 「バグる」の言葉の使い方
- 「バグる」の言い換え
- 「バグる」と「フリーズ」の違い
- 「バグる」を使った例文や短文など(意味を解釈)
「バグる」の意味とは?
バグるとは、機械(ハード)そのものや、ソフト(アプリ)類が予期せぬ動作をしてしまうことです。
機械の場合、電子制御されている(組み込まれたソフトがある)もののことで、単純なてこの仕組みだけのようなものは含みません。
ソフト類は、操作やその時の状況によって、どのように動作するかがきちんとプログラムされていますが、そのプログラムを組んだ人でも全く予想していなかった動作が「バグ」と呼ばれる現象です。
そうなってしまうことを「バグる」と呼んでいます。
- 「バグ(bug)」の語源とは?
「バグ(bug)」の語源とは?
バグるは、元は英語の“bug”からきています。
この“bug”とは「小さい虫」という意味で、英語圏でソフト類のプログラムにおいて、上記のような現象が起こってしまった際に使われている言葉です。
その小さい虫が悪さをした為に、本来では考えられない動作が起こってしまっているという意味で使っていますが、もちろん比喩表現で、このバグの原因はほとんど場合、プログラム自体にあります。
その多くは、プログラムをした人が、そこまで考えていなかった、それは想定していなかったという状況で起こるからです。
「バグる」の言葉の使い方
バグるは、ソフト類が全く想定していない動作をしてしまった時や、一見では正しく見えるものの、よく見ると(本来はそうではいけない)おかしい所があるという時に使う言葉です。
前述のように、「バグ」という英語からきている言葉で、この「バグる」以外に、それが起こった時に「バグった」という使い方をされることも多いです。
要は、プログラムにミスがあった為に起こる現象ですが、中にはそのソフト類が稼動しているハードの方に原因があったというケースも見られます。
ハードがソフトの指示通りに(機械的なトラブルによって)動作しなかった為、ソフトの方おかしいように見えてしまうという場合です。
「バグる」の言い換え
バグるを他の言葉で言い換えてみます。
コンピューターにあまり詳しくない人には、これらの表現の方が分かりやすいでしょう。
- 「機械の不都合」
- 「誤作動」
「機械の不都合」
ソフト類が動作するには、必ず何かしらのハード(機械)が必要です。
その為、明らかにソフトの方に不具合があることが分かっている場合でも、機械ごとそれに不都合が起こっていると表現してしまうのです。
例えば、電卓であっても、立派に機械そのもののハードと、組み込まれたソフトによって動作しています。
ですが、そこまで分からないと思われる人には、機械そのものに不都合が起きていると言った方が分かりやすいでしょう。
「誤作動」
「バグ」は、言い換えれば「誤動作」です。
しかし、厳密にはきちんとした原因(主にプログラムのミスです)があって発生するものなので、これもあまり詳しくない人に対しての表現だと考えていいでしょう。
誤動作のように見えるものの、実はプログラム通り(そこまで想定していなかったという意味で)ということが多いからです。
「バグる」と「フリーズ」の違い
この「フリーズ」という言葉も、コンピューターの世界ではよく聞かれますが、これは、全く動作しなくなってしまうことを表します。
画面はそのままなのに、突然何の操作も受け付けなくなってしまったといった現象がこの「フリーズ」です。
突然凍ってしまったように見えることから、英語の“freeze”(凍結)と掛けて、そう使っています。
原因は様々で、プログラムにミスがあり、永久ループに陥っているような場合もあれば、ハードに不具合が生じていた為に起こることもあります。
「バグる」を使った例文や短文など(意味を解釈)
バグると使った例文や短文と、その意味の解釈です。
この言葉を聞いた際には、何かしらの不具合があるということです。
- 「バグる」を使った例文1
「バグる」を使った例文1
「いきなりバグることがあったら、その時の状況を詳しく教えて」
バグは、その原因を突き止めないと解決することはできません。
その為に、どんな状況で発生したのか調べる為に、予期しないことが起こった際には、どのようにしてそれが発生したかを詳しく教えて欲しいと言っています。
バグるは、予期せぬ動作のことですが、プログラムがきちんと正確に作られていなかったことが原因のほとんどだと言っていいでしょう。
その解決の為には、結構な時間が掛かることも少なくありません。