「成り行き」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
ビジネスや日常会話で「成り行き」という言葉が使われることがあります。
一体どの様な意味なのか、類語や例文なども併せて紹介します。
目次
- 「成り行き」の意味
- 「成り行き」の表現の使い方
- 「成り行き」を使った例文と意味を解釈
- 「成り行き」の類語や類義語
「成り行き」の意味
「成り行き」も意味は以下の2つです。
1つ目は「ものごとが次第に変化していく様子のこと」という意味で、あるものごとがその時の流れに任せて自然に移り変わって行く様子や結果を表します。
自分は特に何も手を下さずに、周囲の状況を見守る時の表現です。
2つ目は「投資で成行注文の略のこと」という意味です。
「成行注文」とは、株を売買する時に値段を指定せずに注文をして、成立した場合に最も良い条件の相手と取引をするというシステムです。
日常会話で使われることはほとんどありません。
- 「成り行き」の読み方
- 「成り行き」を分解して解釈
「成り行き」の読み方
「成り行き」の読み方は、「なりゆき」になります。
「行き」は「いき」とも読みますが、「成り行き」の場合は「ゆき」と読みます。
「成り行き」を分解して解釈
「成り行き」は「成り+行き」で成り立っています。
「成り」は動詞「成る」の連用形で「ものごとが出来上がる」「ちがう状態に変わる」「ある時期や数値に達する」「ある働きをする」「許容する」などの意味があります。
「行き」は動詞「行く」の連体形で「移動する」「目的地に向かって進む」「歩いて行く」「通り過ぎる」「年月が経過する」「流れる」「ものごとがはかどる」など数多くの意味があります。
これらの言葉が組合わさり「ものごとがはかどり出来上がる」「年月が経過して違う状態に変わる」「ものごとが流れてある結果に達する」など、状況が変化することを表す意味として使われています。
「成り行き」の表現の使い方
「成り行き」の表現の使い方を紹介します。
- 文法的な使い方
- 自分からは何もしない時に使う
文法的な使い方
「成り行き」は名詞であり、文末に使う時には動詞形として「成り行く」になります。
名詞のまま使う時には「成り行きに任せる」「成り行きを見守る」など動詞を伴って使われます。
自分からは何もしない時に使う
「成り行き」は、自分からは特に何もせず、周囲の状況に任せる時に使います。
他の人が一生懸命頑張っているかどうかなどは関係ありません。
「成り行き」を使った例文と意味を解釈
「成り行き」を使った例文とその意味を解釈していきます。
- 「成り行き」を使った例文1
- 「成り行き」を使った例文2
「成り行き」を使った例文1
「大体のタイムテーブルを決めて、あとは成り行きに任せるしかない」
初対面の人が多い飲み会で、お互いの人となりがよく分らないので、あまりきっちり内容を決めずにその場の流れに任せようとしています。
「成り行き」を使った例文2
「この状況では成り行きを見守るしかない」
自分達に直接関係がなく、第三者同士の問題が起きているのですが、どうしようもないことを表しています。
「成り行き」の類語や類義語
「成り行き」の類語や類義語を紹介します。
- 「推移」【すいい】
- 「動向」【どうこう】
「推移」【すいい】
「時間が過ぎていくこと、また、それにより状態が移り変わって行くこと」という意味です。
「動向」【どうこう】
「人の心理的な変化の傾向や物の動きのこと」という意味です。
「成り行き」は主に「ものごとが次第に変化していく様子のこと」という意味で使われます。
どうなるか結果を待ってから行動しようと思う時に使いましょう。