「形見」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
「形見」という言葉はどのような意味があり、使い方をするのかご存知でしょうか。
ここでは言葉の意味、使い方、例文などを詳しく解説しています。
では一緒に「形見」という言葉の理解を深めていきましょう。
目次
- 「形見」の意味
- 「形見」の表現の使い方
- 「形見」を使った例文と意味を解釈
- 「形見」の類語や類義語
「形見」の意味
「形見」とは、亡くなった人や別れた人の持ち物であったり、思い出の品物、または過ぎた日々のことを思い出す手がかりとなるような物のことを言います。
- 「形見」の読み方
「形見」の読み方
「形見」の読み方は、「かたみ」になります。
「形見」の表現の使い方
「形見」を使った表現を紹介します。
「形見」とはいくつかの意味合いがあります。
まず亡くなった人や別れた人が持っていた私物という意味です。
例えば亡くなった祖父が愛用していたライターがあったとすれば「祖父の形見のライター」と表現することができます。
次に思い出の品物という意味合いの「形見」です。
これは亡くなった人、別れた人などもう会うことがない人から貰った物であったり、一緒に買った物など何かしらの思い入れがある品物のことを言います。
「父から買ってもらった腕時計は、形見として大事にしている」などと表現します。
最後に、過ぎ去った日々を思い出す、よりどころとなる物という意味合いです。
その品物を見れば昔のことを思い出すといった物に対しても「形見」を使うことができます。
「この交換日記は、私の青春の形見のような物だ」という風に使います。
どういったニュアンスの「形見」なのかは、会話、文章の前後の流れから判断するようにしましょう。
「形見」を使った例文と意味を解釈
「形見」を使った例文とその意味を解釈していきます。
- 「形見」を使った例文1
- 「形見」を使った例文2
「形見」を使った例文1
「これは、忘れ形見の時計で、ずっと大事にしてきました」
「忘れ形見」とは、その品物の持ち主のことをずっと忘れないようにと、持っておく品物のことを言います。
例文は、忘れたくないと思う人の持ち物だった時計をずっと大事にしているということを伝えているのです。
「形見」を使った例文2
「形見など残しておいても、仕方がないしと私は全部断捨離してしまいました」
「形見」とは思い入れのある品物のことを言います。
亡くなった人、別れた人、思い出のある物、全般に使います。
しかし物質ではなく思い出として心に留めることもできます。
また大量の物を所有することは後の世代に片付けなどの面倒をかけてしまうという心配もありますので、例文のように「形見」は残さず処分するという人もいるのです。
「形見」の類語や類義語
「形見」の類語や類義語を紹介します。
- 「遺品」【いひん】
- 「記念品」【きねんひん】
「遺品」【いひん】
「遺品」とは、亡くなった人が所有していた物のことを言います。
「父の遺品は、親戚、知人と自由に持って帰ってもらった」「遺品整理をしていたら、懐かしい物が出てきた」などと使います。
「記念品」【きねんひん】
「記念品」とは、思い出として残しておく品物のことを言います。
「この写真は、記念品として大事にしていた」「私にとっては記念品だが、他の人からすればガラクタかもしれない」などと使います。
いかがでしたでしょうか。
「形見」という言葉の意味、使い方、例文などまとめてお伝えしました。
それでは言葉の意味を正しく理解して使いこなしてください。