「引き抜かれる」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
ビジネスや日常会話で「引き抜かれる」という言葉が使われることがあります。
一体どの様な意味なのか、類語や例文なども併せて紹介します。
目次
- 「引き抜かれる」の意味
- 「引き抜かれる」の表現の使い方
- 「引き抜かれる」を使った例文と意味を解釈
- 「引き抜かれる」の類語や類義語
「引き抜かれる」の意味
「引き抜かれる」の意味は以下の2つです。
1つ目は「引っ張り抜き取られること」という意味で、大きなものや重いものが、何らかの方法で抜いて取り出されることを言います。
2つ目は「ある組織や団体に所属している者が、他のところに移されること」という意味で、ビジネスで優秀な人が他の会社からスカウトされて、今の会社よりも良い条件でその会社に転職することを言います。
- 「引き抜かれる」の読み方
「引き抜かれる」の読み方
「引き抜かれる」の読み方は、「ひきぬかれる」になります。
特に難しい漢字ではないので、読み書きできる様にしておきましょう
「引き抜かれる」を分解して解釈
「引き抜かれる」は「引き+抜か・れる」で成り立っています。
「引き」は動詞「引く」の連用形で、数多くの意味がありますが、「引き抜かれる」の場合は「物に手を掛けて力で自分の方に近寄せる」「引っ張って取り出す」「人を誘い寄せる」「呼び込む」「注意や関心をむけさせる」という意味です。
「抜かれる」は動詞「抜く」の受け身形で「中に入っているものが引っ張り取られる」「前にいる人が後ろの人に追い付かれて先に行かれる」「多くのものの中から選び出す」という意味があります。
これらの言葉が組み合わさり「引っ張って取り出される」「大勢の中から選び出されて誘い寄せられる」という意味で使われています。
「引き抜かれる」の表現の使い方
「引き抜かれる」の表現の使い方を紹介します。
- 文法的な使い方
- ビジネスで転職の手段として使われる
文法的な使い方
「引き抜かれる」は動詞を伴った表現ですので、文末にそのまま使えます。
副詞として使う時には「引き抜かれて」になり、名詞形は「引き抜き」になります。
ビジネスで転職の手段として使われる
ビジネスでは転職の手段として「引き抜かれる」ことが多くあります。
特に転職したいと思わなくても、他の会社からより有利な条件を提示されて転職を決意することもあるのです。
「引き抜かれる」を使った例文と意味を解釈
「引き抜かれる」を使った例文とその意味を解釈していきます。
- 「引き抜かれる」を使った例文1
- 「引き抜かれる」を使った例文2
「引き抜かれる」を使った例文1
「彼はSEとして勢いのある大手企業に引き抜かれていった」
優秀なSEであった人が、経営がうまくいっている大手企業から誘われて転職していったことを表しています。
「引き抜かれる」を使った例文2
「彼女は支店から引き抜かれてきた」
支店で働いてた女性が、非常に優秀だったので本社勤務になったことを表しています。
「引き抜かれる」の類語や類義語
「引き抜かれる」の類語や類義語を紹介します。
- 「取り立てられる」【とりたてられる】
- 「ヘッドハンティングされる」【へっどはんてぃんぐされる】
「取り立てられる」【とりたてられる】
「大勢の中から特に選ばれてある役目に就くこと」という意味です。
「ヘッドハンティングされる」【へっどはんてぃんぐされる】
「他の会社にいる優秀な人が、良い条件で別の会社に誘われること」という意味です。
「引き抜かれる」は「引っ張り抜き取られること」「ある組織や団体に所属している者が、他のところに移されること」とという意味です。
ビジネスでは優秀であることの証しですので、ほめ言葉として使いましょう。