「市松模様」の意味とは?英語や「チェック柄」の違い
日本で昔から有名な「市松模様」は、海外でも普通によく見掛けます。
目次
- 「市松模様」とは?
- 「市松模様」の英語
- 「市松模様」と「チェック柄」の詳しい違い
「市松模様」とは?
「市松模様」とは、縦・横とも交互に異なる2つの色のいくつもの正方形、または長方形で構成される柄のことで、図で表すと以下のような模様になります。
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F1などのレース競技でゴールの際に振られる「チェッカーフラッグ」がこの模様なのは、以下で紹介する「市松模様」の英語表記に由来しているからです。
「市松模様」の英語
「市松模様」は、英語では“a checkered pattern”と表現します。
「チェッカーズ」という音楽グループがこのような模様の衣装ばかり身に着けていたのは有名な話で、大人気だった当時は似た服装をしている人もたくさん見られました。
よって、「市松模様」といわゆる「チェック柄」と同じなのかと言えば、そちらは“checked”と表現され、この言葉とは多少意味が変わってきます。
「チェック柄」と表現される柄の種類の1つが「市松模様」となります。
「市松模様」と「チェック柄」の詳しい違い
「市松模様」は先のように、異なる2つの色の正方形か長方形が交互に並んで構成される柄ですが、「チェック柄」には菱形などの違う形が使われているもの、交互に並んでいる訳ではないものも含まれます。
それらで決まったパターンがあればこのように呼ぶことができ、以下のような模様もチェック柄の1つです。
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このような模様は「市松模様」とは表現しませんが、「チェック柄」というカテゴリーに入ります。
つまり、この手の模様の総称が「チェック柄」で、日本語では「格子柄」と呼んでいます。
この「市松模様」という言葉自体は昔から使われていますが、2020年の東京五輪のエンブレムがこれを基調としたデザインに決まったことで更に広まり、一時期はSNSの急上昇ワードにもなりました。
いい機会なので、ここでしっかり意味と「チェック柄」との違いを覚えておきましょう。