「百戦錬磨のつわもの」の意味とは!使い方や例文まで詳しく解釈
小説や物語などで「百戦錬磨のつわもの」という言葉が使われることがあります。
一体どの様な意味なのか、類語や例文なども併せて紹介します。
目次
- 「百戦錬磨のつわもの」の意味
- 「百戦錬磨のつわもの」の表現の使い方
- 「百戦錬磨のつわもの」を使った例文と意味を解釈
- 「百戦錬磨のつわもの」と「海千山千」の違い
「百戦錬磨のつわもの」の意味
「百戦錬磨のつわもの」の意味は以下の2つです。
1つ目は、「数多くの戦闘を経験して、武術の技を磨き上げた戦士のこと」という意味です。
実際に戦地に赴いた兵士や軍人を表すこともあれば、スポーツや競技で戦う選手のことを表すこともあります。
2つ目は、上記の意味から転じて「社会で数多くの経験を積み、知識や技術が鍛え上げられたプロフェッショナルな人のこと」という意味です。
長い間様々な苦労をしてきて、どの様なことにも対応できるスキルを身に付けた優秀な人のことを言います。
- 「百戦錬磨のつわもの」の読み方
- 「百戦錬磨のつわもの」を分解して解釈
「百戦錬磨のつわもの」の読み方
「百戦錬磨のつわもの」は「ひゃくせんれんまのつわもの」と読みます。
漢字テストによく出る言葉ですので覚えておきましょう。
「百戦錬磨のつわもの」を分解して解釈
「百戦錬磨のつわもの」は「百戦錬磨+の(助詞)+つわもの」で成り立っています。
「百戦」は「数多くの戦い」で、錬磨は「鍛え上げること」という意味で、「百戦錬磨」で「場数を踏んで実力を身に付けること」という意味です。
「つわもの」は漢字で「兵」「強者」と書き、「兵士・軍人」「勇気ある人」という意味があります。
これらの言葉が組み合わさり「実戦で鍛えられた兵士」「場数を踏んで実力を身に付けた勇気ある人」という意味で使われています。
「百戦錬磨のつわもの」の表現の使い方
「百戦錬磨のつわもの」の表現の使い方を紹介します。
- 文法的な使い方
- 男性に対して使う
文法的な使い方
「百戦錬磨のつわもの」は慣用句であり、文末に使う時には助動詞を伴って「百戦錬磨のつわものだ・である」になります。
この一言だけで意味が通じます。
男性に対して使う
「百戦錬磨のつわもの」は、特に性別は決まっていませんが、昔からの慣習で男性に対して使われます。
昔は戦いに赴くのは男性だったからです。
「百戦錬磨のつわもの」を使った例文と意味を解釈
「百戦錬磨のつわもの」を使った例文とその意味を解釈していきます。
- 「百戦錬磨のつわもの」を使った例文1
- 「百戦錬磨のつわもの」を使った例文2
「百戦錬磨のつわもの」を使った例文1
「今度の社長は百戦錬磨のつわものだ」
新しい社長が経験豊富なやり手であることを表しています。
「百戦錬磨のつわもの」を使った例文2
「百戦錬磨のつわものぞろいのチームだ」
試合数をこなしている優秀な選手で結成されたチームであることを表しています。
「百戦錬磨のつわもの」と「海千山千」の違い
「百戦錬磨のつわもの」は、「多くの実戦で鍛えられたり、経験を積んで技術を磨いた人」という意味で、ほめ言葉として使います。
「海千山千」は「多くの経験を積み、世の中の裏も表も知り尽くしているしたたかな人」という意味で、「ずる賢い」という意味が含まれ、ほめ言葉にはなりません。
「百戦錬磨のつわもの」は「数多くの戦闘を経験して、武術の技を磨き上げた戦士のこと」「社会で数多くの経験を積み、知識や技術が鍛え上げられたプロフェッショナルな人のこと」という意味があります。
経験豊富で「さすが」と思う人に対して使いましょう。