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「煩悩の塊」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈

小説や物語などで「煩悩の塊」という言葉が使われることがあります。

一体どの様な意味なのか、類語や例文なども併せて紹介します。

煩悩の塊

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「煩悩の塊」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈>


目次

  • 「煩悩の塊」の意味
  • 「煩悩の塊」の表現の使い方
  • 「煩悩の塊」を使った例文と意味を解釈
  • 「煩悩の塊」の類語や類義語


「煩悩の塊」の意味

「煩悩の塊」の意味

「煩悩の塊」の意味は、「自分の内面が、心を乱す妄想や欲望で満ちていること」です。

「煩悩」とは「煩う」「悩ます」という言葉が組み合わさった熟語で、文字通り「煩い悩むこと」を表します 心の中で常に煩い悩んでいることで、自分という存在がその象徴となってしまっている様子を「塊」と表現しているのです。

いつも悩み事が尽きなかったり、満たされない思いで悶々としている内面を表す言葉です。

  • 「煩悩の塊」の読み方
  • 「煩悩」についてより詳しく

「煩悩の塊」の読み方

「煩悩の塊」の読み方は、「ぼんのうのかたまり」になります。

「煩悩」「はんのう」と読み間違わない様にしましょう。

「煩悩」についてより詳しく

「煩悩」は仏教用語で、「人の苦しみを生み出す心の働き」という意味があります。

「煩悩」は1人について108もあり、常に人を苦しめているのです。

108ある煩悩の中でも、最も厄介なものとして「三毒の煩悩」があり、「貪欲(とんよく)」「瞋恚(しんい)」「愚痴(ぐち)」の3つになります。

大晦日に除夜の鐘を108回つくのは、「来年はこの煩悩がなくなって幸せいなります様に」という願いが込められているのです。



「煩悩の塊」の表現の使い方

「煩悩の塊」の表現の使い方

「煩悩の塊」の表現の使い方を紹介します。

  • 文法的な使い方
  • ほめ言葉ではない

文法的な使い方

「煩悩の塊」は名詞の慣用表現であり、文末に使う時には助動詞を伴って「煩悩の塊だ・である」になります。

使い方が限られていて、変化形はありません。

ほめ言葉ではない

「煩悩の塊」と言われたら、「悩ましいことばかり考えている」という意味になります。

欲深いことや否定的なことばかり考えていて、人間的な魅力が足りない時の表現です。

「煩悩の塊」を使った例文と意味を解釈

「煩悩の塊」を使った例文と意味を解釈

「煩悩の塊」を使った例文とその意味を解釈していきます。

  • 「煩悩の塊」を使った例文1
  • 「煩悩の塊」を使った例文2

「煩悩の塊」を使った例文1

「友達に恋愛相談をしたら煩悩の塊だと言われた」

恋愛の相談を友達にしたところ、あれこれと自分で悩みを作り出して苦しんでいると言われたことを表しています。

「煩悩の塊」を使った例文2

「意識の高い人と比較して自分は煩悩の塊だと思う」

人としての意義や価値を考えている人と比べて、毎日恋愛や趣味のことばかり考えている自分が俗な人間であると感じました。



「煩悩の塊」の類語や類義語

「煩悩の塊」の類語や類義語

「煩悩の塊」の類語や類義語を紹介します。

  • 「本能に従う」【ほんのうにしたがう】
  • 「心の迷い」【こころのまよい】

「本能に従う」【ほんのうにしたがう】

「自分の感情に素直になり、あらゆる邪念を受け入れること」という意味です。

「心の迷い」【こころのまよい】

「精神的に弱く、正しいこと判断できなかったり悩んだりする気持ち」という意味です。

icon まとめ

「煩悩の塊」「自分の内面が、心を乱す妄想や欲望で満ちていること」という意味です。

頭の中が俗な悩みで一杯になっている時に使いましょう。