「項垂れる」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
「項垂れる」という表現は「今までにない失敗を経験した彼は項垂れていました」などの文章で使われますが、「項垂れる」にはどのような意味があるのでしょうか?
「項垂れる」という表現の「意味・読み方・使い方・例文と解釈・類義語」について、詳しく解説していきます。
目次
- 「項垂れる」の意味
- 「項垂れる」の表現の使い方
- 「項垂れる」を使った例文と意味を解釈
- 「項垂れる」の類語や類義語
「項垂れる」の意味
「項垂れる」という表現は、「失望・落胆・悲哀・恥辱などによって、力のない感じで首を前に垂れるさま」を意味しています。
「項垂れる」というのは、「落ち込んで(がっかりとして)、下向きになっているような様子」や「自信を失ったり失望したりしてうつむいているさま」を意味している表現です。
- 「項垂れる」の読み方
「項垂れる」の読み方
「項垂れる」の読み方は、「うなだれる」になります。
「項垂れる」の表現の使い方
「項垂れる」の表現の使い方を紹介します。
「項垂れる」の表現の使い方は、「何かが上手くいかずにがっかりして(落ち込んで)、首を前方向に垂れている場合」や「悲しみ・落胆・恥などによって自信を失ってうつむいている場合」に使うという使い方になります。
例えば、「金メダルを取れなかった有力選手は、自分で自分の成績に納得できない感じで項垂れていました」などの文章で使うことができます。
「項垂れる」を使った例文と意味を解釈
「項垂れる」を使った例文とその意味を解釈していきます。
- 「項垂れる」を使った例文1
- 「項垂れる」を使った例文2
「項垂れる」を使った例文1
「いたずらをして母親から厳しく叱責されたその男の子は、悲しい顔をして項垂れていました」
この「項垂れる」を使った例文は、「項垂れる」の表現を、「叱責されたその男の子は悲しい顔をして(落ち込んで)、首を前に垂れていました」という意味を持つ文章で使っています。
「項垂れる」を使った例文2
「会社をリストラされて項垂れている彼の姿を見ていると、自分自身の今後も不安になってきました」
この「項垂れる」を使った例文は、「会社をリストラされて、首を前に垂れてひどく落ち込んでいる彼の姿を見ていると」という意味合いで、「項垂れる」の表現を使用しています。
「項垂れる」の類語や類義語
「項垂れる」の類語や類義語を紹介します。
- 「肩を落とす」【かたをおとす】
- 「意気消沈する」【いきしょうちんする】
「肩を落とす」【かたをおとす】
「肩を落とす」という表現は、「がっかりとして、肩を下方向に落とすような感じで落ち込んでいるさま」や「物事が上手くいかずに落胆して、気力・意欲を失っていること」を意味しています。
それらの意味から、「失望・悲しみ・恥などで力なく首を前に垂れるさま」を示す「項垂れる」と近しい意味を持つ類語として、「肩を落とす」という表現を上げられます。
「意気消沈する」【いきしょうちんする】
「意気消沈する」という表現は、「(失敗・挫折・悲しみなどで)元気や意欲、勢いを失って、がっかり落ち込むこと」を意味しています。
その意味から、「意気消沈する」という表現を、「がっかりとして力なく首を前に垂れること」を示す「項垂れる」の類義語として考えることができます。
この記事で解説した「項垂れる」の表現には、「がっかりしたり悲しんだりして、力のない感じで首を前方向に垂れるさま(うつむくさま)」などの意味があります。
「項垂れる」の類語・類義語として、「肩を落とす」「意気消沈する」などがあります。
「項垂れる」という言葉について詳しく調べたい時は、この記事を参考にしてみて下さい。