「平然」の意味とは！類語や例文など詳しく解釈

「平然」の意味

「平然」とは平気な様子、周囲の様子に対して動じることがないことを言います。

• 「平然」の読み方

「平然」の読み方

「平然」の読み方は、「へいぜん」になります。

「平然」の表現の使い方

「平然」の表現の使い方を紹介します。

「平然」とは平気な様子であること、周囲の様子がどうであれ、変わらないといったことに使う言葉となります。

いい意味で使う場合と、悪い意味で使う場合があります。

まず「大試合でも平然としている」などと言いますのは、大舞台においても平常心でいるとは大物だといった褒め言葉でもあるでしょう。

しかし「反省の様子もなく平然としている」という言い方であれば、本来ならば反省しなければならないのに、その様子もなくけろっとしている、怪しからぬといった意味になるのです。

「平然」という言葉そのものにいい、悪いはありませんが、前後にある言葉によって意味合いも変わるということは覚えておくといいでしょう。

「平然」を使った例文と意味を解釈

「平然」を使った例文とその意味を解釈していきます。

• 「平然」を使った例文1
• 「平然」を使った例文2

「平然」を使った例文1

「こんな忙しい時期に突然辞めるなどと言い出し、平然としているのはどうかと思う」 平気な様子、けろっとしていることを「平然」と言いますが、例文のように、仕事を突然辞めると言い出し「平然」とするのは、周りの迷惑など知ったことではないと言わんばかりの態度で、他の人たちに迷惑をかけているということを言い表しているのです。

「平然」を使った例文2

「大舞台に初めて立つというのに、彼女は平然としている」

大舞台に立つというのは通常であれば、緊張する人の方が多いでしょう。

そのような中で、いつもと変わらない様子、動じないさまを「平然」と言います。

「平然」の類語や類義語

「平然」の類語や類義語を紹介します。

• 「度胸のある」【どきょうのある】
• 「事もなげな様子」【こともなげなようす】
• 「涼しい顔」【すずしいかお】

「度胸のある」【どきょうのある】

「度胸のある」とは物事に動じない気力があるという意味になります。

「度胸のある子だ」「色々なことに対応しなければならないので、度胸のあるタイプの方が向いている仕事だ」などと使います。

「事もなげな様子」【こともなげなようす】

「事もなげな様子」とは何事もないかのように「平然」としていること、平気な様子という意味になります。

「離婚したというが、本人は事もなげな様子で暮らしている」という風に使います。

「涼しい顔」【すずしいかお】

「涼しい顔」とは自分に関係があることでも、何の関係もないかのような顔をしていることを言います。

また、知らん顔をしてしらばくれていることにも使います。

「よく、そんな涼しい顔をしていられるものだ」「自分が原因の癖に、涼しい顔をしているのが気に食わない」などと使います。