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「手枷足枷」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈

小説や物語を読んでいると「手枷足枷」という言葉が使われていることがあります。

一体どの様な意味なのか、由来や使い方なども併せて紹介します。

手枷足枷

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「手枷足枷」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈>


目次

  • 「手枷足枷」の意味
  • 「手枷足枷」の表現の使い方
  • 「手枷足枷」を使った例文と意味を解釈
  • 「手枷足枷」の類語や類義語


「手枷足枷」の意味

「手枷足枷」の意味

「手枷足枷」の意味は、以下の2つです。

1つ目は「行動の自由を束縛するもののこと」という意味で、その人が自由に行動できない具体的な状況や条件のことを言います。

2つ目は「自由に行動できない状況のこと」という意味で、その様な状況にあることを言います。

「手枷足枷」の具体的な例としては、映画やドラマなどでは家族を人質に取られてしまい、悪の組織の命令に従わなければならない状況、現実的には貧乏で家族が多い為に、好きなことを我慢して働き続けなければならない状況などがあります。

  • 「手枷足枷」の読み方
  • 「手枷足枷」の由来

「手枷足枷」の読み方

「手枷足枷」の読み方は、「てあせあしかせ」になります。

「枷」という漢字が難しいので、「手かせ足かせ」と平仮名表記にすることもあります。

「手枷足枷」の由来

「手枷足枷」のは、「手枷」「足枷」に分れます。

「枷」とは、その昔罪人の動きを封じる為に使われた道具で、鉄や木できています。

「手枷」とは手に付ける「枷」「足枷」とは「足に付ける「枷」のことで、他にも「首枷」があります。

いずれも人を束縛して動けなくするという意味から、「自由に行動できないことのたとえ」として使われています。

「手枷足枷」と重ねることで、意味を強調しているのです。



「手枷足枷」の表現の使い方

「手枷足枷」の表現の使い方

「手枷足枷」の表現の使い方を紹介します。

  • 文法的な使い方
  • 良くない意味で使われる

文法的な使い方

「手枷足枷」は名詞ですので、文末に使う時には動詞を伴って「手枷足枷になる・になった」などと使われます。

慣用句ですので変化形はなく、このままで意味が通じます。

良くない意味で使われる

「手枷足枷」「人の行動の自由を妨げる要因」という意味です。

その人の背景に自由を束縛するものがあるというプライベートな意味があるので、あまり親しくない人に使う時には注意が必要です。

「手枷足枷」を使った例文と意味を解釈

「手枷足枷」を使った例文と意味を解釈

「手枷足枷」を使った例文とその意味を解釈していきます。

  • 「手枷足枷」を使った例文1
  • 「手枷足枷」を使った例文2

「手枷足枷」を使った例文1

「一人暮らしを始めて手枷足枷がなくなり、楽しそうにしている」

一人暮らしを始めて、親の干渉がなくなり、好きなことができていきいきと見える様子を表しています。

「手枷足枷」を使った例文2

「兄弟姉妹が多いが手枷足枷と思ったことはない」

兄弟姉妹が多く、家にそれだけ仕送りをしなければならないのですが、不自由とは感じていないことを表しています。



「手枷足枷」の類語や類義語

「手枷足枷」の類語や類義語

「手枷足枷」の類語や類義語を紹介します。

  • 「桎梏の状況」【しっこくのじょうきょう】
  • 「お荷物」【おにもつ】

「桎梏の状況」【しっこくのじょうきょう】

「桎」「あしかせ」「梏」「てかせ」と読み、「手枷足枷」の言い換えです。

「お荷物」【おにもつ】

「人のにとって精神的に重く感じられたり、負担となるもののこと」という意味です。

icon まとめ

「手枷足枷」「行動の自由を束縛するもののこと」「自由に行動できない状況のこと」という意味があります。

思う様に行動できない原因となるものに対して使いましょう。