「腰掛仕事」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
ビジネスや日常会話で「腰掛仕事」という言葉があります。
一体どの様な意味なのか、類語や例文なども併せて紹介します。
目次
- 「腰掛仕事」の意味
- 「腰掛仕事」の表現の使い方
- 「腰掛仕事」を使った例文と意味を解釈
- 「腰掛仕事」の類語や類義語
「腰掛仕事」の意味
「腰掛仕事」の意味は、「一時的に間に合わせとしてする仕事のこと」です。
長く働くつもりはなく、取りあえず生活費を稼ぐ為に働くことを言います。
主な理由は2つあり、1つ目は「自分が本当にやりたい仕事があり、就職口が見つかるまで一時的に働く時」です。
2つ目は「すぐに結婚して退職するつもりで相手が見つかるまでの間取りあえず仕事をする時」で、大卒の女性に対して「腰掛仕事」と言われることが多くなります。
- 「腰掛仕事」の読み方
- 「腰掛仕事」を分解して解釈
「腰掛仕事」の読み方
「腰掛仕事」の読み方は、「こしかけしごと」になります。
四字熟語で難しそうに見えますが「腰掛」+「仕事」に分けて読めば難しくありません。
「腰掛仕事」を分解して解釈
「腰掛仕事」は「腰掛+仕事」で成り立っています。
「腰掛」とは「座って休む為の台や椅子」のことですが、その他に「目当ての仕事や地位に就くまで、取りあえず身を置く仕事や地位のこと」という意味があります。
実は「腰掛け」は江戸時代から使われている言葉で、本来希望する職業やポジションがある時に、別の仕事やポストに付いて機会をうかがうことや、その様な人の為に一時的に作られた仕事や地位のことを言います。
「腰掛仕事」の表現の使い方
「腰掛仕事」の表現の使い方を紹介します。
- 文法的な使い方
- 良くない意味で使われる
文法的な使い方
「腰掛仕事」は文末に使う時には助動詞を付けて「腰掛仕事だ・である」になります。
使い方が限られているので特に変化形はありません。
良くない意味で使われる
「腰掛仕事」は「すぐに辞めてしまうことを前提にしている仕事」なので、「真面目に働かない」「やる気がない」などのイメージがあります。
中には次の仕事につなげようと一生懸命働く人もいますが、多くの場合良くない意味で使われます。
「腰掛仕事」を使った例文と意味を解釈
「腰掛仕事」を使った例文とその意味を解釈していきます。
- 「腰掛仕事」を使った例文1
- 「腰掛仕事」を使った例文2
「腰掛仕事」を使った例文1
「一流企業の多くは女性に対して腰掛仕事ですぐに辞めてしまうだろうと考えている」
一流企業程、女性を戦力として必要とせずに、結婚が決まるまでの一時的な仕事ですぐに辞めてしまうだろうと考えて採用しています。
「腰掛仕事」を使った例文2
「腰掛仕事としてやり始めた仕事が面白くて本業になってしまった」
どうせすぐに辞めるからと思って気軽に始めた仕事でしたが、いざやってみると面白くて辞められなくなってしまったことを表しています。
「腰掛仕事」の類語や類義語
「腰掛仕事」の類語や類義語を紹介します。
- 「単発仕事」【たんぱつしごと】
- 「つなぎの仕事」【つなぎのしごと】
「単発仕事」【たんぱつしごと】
「ある作業をする為だけに1日、1週間など短期で雇う仕事のこと」という意味です。
「つなぎの仕事」【つなぎのしごと】
「次の仕事につなぐ為に取りあえずする仕事」という意味です。
「腰掛仕事」とは、「一時的に間に合わせとしてする仕事のこと」という意味です。
良くないイメージがあるので、決して自分からは言わない様にしましょう。