「掘っ立て小屋」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
日常会話で「掘っ立て小屋」という言葉が使われることがあります。
一体どの様な意味なのか、類語や例文なども併せて紹介します。
目次
- 「掘っ立て小屋」の意味
- 「掘っ立て小屋」の表現の使い方
- 「掘っ立て小屋」を使った例文と意味を解釈
- 「掘っ立て小屋」の類語や類義語
「掘っ立て小屋」の意味
「掘っ立て小屋」の意味は以下の2つです。
1つ目は、「土台をきちんと作らずに、柱を直接土に埋め込んで立てた小屋のこと」で、特に工事をせずに簡単に作った小さな建物のことを言います。
2つ目は、「粗末な家屋のこと」という意味で、人の住居を見下した言い方です。
- 「掘っ立て小屋」の読み方
- 「掘っ立て小屋」を分解して解釈
「掘っ立て小屋」の読み方
「掘っ立て小屋」の読み方は、「ほったてごや」になります。
「掘立て小屋」「掘っ建て小屋」「掘建て小屋」など様々な漢字表現がありますが、読み方は同じです。
「掘っ立て小屋」を分解して解釈
「掘っ立て小屋」は「掘っ立て+小屋」で成り立っています。
「掘っ立て」は「掘り立て」が変化した言葉です。
「掘り」は動詞「掘る」の連用形で「地面に穴を開ける」「地面に埋まっているものを出す」という意味があります。
「立て」には複数の意味がありますが、「掘り立て」の場合は「長いものを直立させて位置する」という意味です。
「小屋」とは、「小さくて粗末な建物」「物置や家畜の為の簡単な建物」「芝居や見世物をする為の建物」という意味があります。
これらの言葉が組み合わさり「地面に穴を開けて柱を立てて作った小さくて粗末な建物」という意味で使われています。
「掘っ立て小屋」の表現の使い方
「掘っ立て小屋」の表現の使い方を紹介します。
- 文法的な使い方
- 悪い意味で使う
文法的な使い方
「掘っ立て小屋」は名詞ですので、文末に使う時には助動詞を伴い「掘っ立て小屋だ・である」になったり、動詞を伴って「掘っ立て小屋がある・があった」となります。
名詞ですので変化形はありません。
悪い意味で使う
「掘っ立て小屋」はきちんとした工事をせずに、簡単に建てた粗末な建物という意味です。
人の家に対してはもちろん、例え物置であっても使わない方がいいでしょう。
「掘っ立て小屋」を使った例文と意味を解釈
「掘っ立て小屋」を使った例文とその意味を解釈していきます。
- 「掘っ立て小屋」を使った例文1
- 「掘っ立て小屋」を使った例文2
「掘っ立て小屋」を使った例文1
「空地の隅にある掘っ立て小屋には人が住んでいる」
空地の隅に粗末な家があり、空き家だと思っていたところ、人が住んでいたことを表しています。
「掘っ立て小屋」を使った例文2
「自宅の敷地内に掘っ立て小屋を作って趣味の部屋にしている」
自宅の敷地内に、DIYで簡単な小屋を作り、趣味を楽しむ部屋として使っていることを表します。
「掘っ立て小屋」の類語や類義語
「掘っ立て小屋」の類語や類義語を紹介します。
- 「バラック」【バラック】
- 「あずまや」【あずまや】
「バラック」【バラック】
「駐屯兵が滞在する細長い宿舎のこと」「災害時などに空地に建設される仮設住宅のこと」という意味です。
「あずまや」【あずまや】
「庭園なのに、景色を眺めたり休憩する為に作られた簡単な建物のこと」という意味です。
「掘っ立て小屋」とは「土台をきちんと作らずに、柱を直接土に埋め込んで立てた小屋のこと」「粗末な家屋のこと」という意味です。
人の家に対しては使わない様にしましょう。