「喚き散らす」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
映画やドラマ、小説などで「喚き散らす」という言葉が使われることがあります。
一体どの様な意味なのか、意外な語源や使い方なども併せて紹介します。

目次
- 「喚き散らす」の意味
- 「喚き散らす」の表現の使い方
- 「喚き散らす」を使った例文と意味を解釈
- 「喚き散らす」の類語や類義語
「喚き散らす」の意味

「喚き散らす」の意味は以下の2つです。
1つ目は「大声で叫びながら言いふらすこと」という意味で、非常に怒っている時に、その怒りの理由や相手に対する不満などを、大声でだれかれ構わず聞こえる様に言いふらすことを言います。
2つ目は「あたり構わず叫びまくっている様子」で、お酒に酔って自分を失っていたり、精神的に不安定な状態になり、大声で叫びたくなり、感情が抑えられない状態を表しています。
- 「喚き散らす」の読み方
- 「喚き散らす」を分解して解釈
「喚き散らす」の読み方
「喚き散らす」の読み方は、「わめきちらす」になります。
「喚き」という読み方が難しいので平仮名表記にすることもあります。
「喚き散らす」を分解して解釈
「喚き散らす」は「喚き+散らす」で成り立っています。
「喚き」は動詞「喚く」の連用形で、「大声で叫ぶ」「大声を出して騒ぎ続ける」という意味があります。
因みに「わめく」の語源は、大声を出す時の「わぁっ」という擬音に、「その様な状態」を表す接尾語「めく」がついた言葉です。
「散らす」は「くっついているものを離す」「あちこちに振りまく」という意味の他に、動詞の連用形に付き「広い範囲に及ぶ様にする」「荒々しく~する」「むやみに~する」という意味があります。
これらの言葉が組合わさり「むやみに大声で荒々しく叫ぶ」という意味で使われる様になりました。
「喚き散らす」の表現の使い方

「喚き散らす」の表現の使い方を紹介します。
- 文法的な使い方
- 理性を失った時の表現
文法的な使い方
「喚き散らす」は動詞を伴った表現であり、文末にそのまま使えます。
副詞として使う時には「喚き散らし」になります。
理性を失った時の表現
「喚き散らす」は怒りの対象となる相手だけではなく、関係の無い周囲の人にも大声で威嚇しているニュアンスが含まれます。
理性を失ってしまった時の表現で、かなり悪いイメージがある言葉です。
「喚き散らす」を使った例文と意味を解釈

「喚き散らす」を使った例文とその意味を解釈していきます。
- 「喚き散らす」を使った例文1
- 「喚き散らす」を使った例文2
「喚き散らす」を使った例文1
「夜中に駅で酔っ払いが喚き散らしていた」
夜に駅で酔っ払いが訳の分からないことを言い、周囲に向かって叫んでいたことを表しています。
「喚き散らす」を使った例文2
「子供が癇癪を起して喚き散らした」
小さい子供はまだ我慢が足りないところがあり、思い通りにならずに癇癪をおこして泣き騒いでいたことを表しています。
「喚き散らす」の類語や類義語

「喚き散らす」の類語や類義語を紹介します。
- 「怒鳴り散らす」【どなりちらす】
- 「吠え立てる」【ほえたてる】
「怒鳴り散らす」【どなりちらす】
「大声を出して注意に騒ぎ立てること」という意味です。
「吠え立てる」【ほえたてる】
「大声でどなり続けている様子」という意味です。
「喚き散らす」は「大声で叫びながら言いふらすこと」「あたり構わず叫びまくっている様子」という意味があります。
感情的になり過ぎて見苦しい様子を見せている人に対して使いましょう。