「さざれ石の巌となりて」とは?「君が代」の歌詞の難解部分を詳しく解説!
日本の国歌「君が代」の歌詞の一部、「さざれ石の巌となりて」についての説明です。
目次
- 「さざれ石の巌となりて」とは?
- 「さざれ石の巌となりて」の意味とは?
「さざれ石の巌となりて」とは?
日本の国歌は言わずと知れた「君が代」で、その中に「さざれ石の巌となりて」という歌詞があります。
「さざれいしのいわおとなりて」と歌唱し、「巌」は「厳」ではないので表記する際には注意してください。
「さざれ石の巌となりて」の意味とは?
「さざれ石の巌となりて」の意味を詳しく解釈していきます。
- 「さざれ石」
- 「巌となりて」
「さざれ石」
「さざれ石」とは「石灰質角礫岩」のことです。
石灰岩が長い年月雨や地下水に晒されたことで、それらに含まれる炭酸カルシウムを吸収した小石がこのように呼ばれます。
「巌となりて」
この「巌」は大きな岩石という意味で、「さざれ石の巌となりて」は、先の「さざれ石が集まった大きな岩石になり」といった表現になります。
つまり、「石灰質角礫岩」となった小石が、更に年月を経て大きな岩となり、その後に続く歌詞でそれに「苔が生えるまで」と続きます。
それほどの長い間、日本という国家が反映し続けるようにという意味の歌詞だと解釈されています。
「君が代」の歌詞の解釈はこのようになっています。
違う解釈もあるようですが、現在ではこれが一般的なものとされています。