「合わせる顔が無い」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
ビジネスや日常会話で「合わせる顔が無い」という言葉が使われることがあります。
一体どの様な意味なのか、類語や使い方なども併せて紹介します。
目次
- 「合わせる顔が無い」の意味
- 「合わせる顔が無い」の表現の使い方
- 「合わせる顔が無い」を使った例文と意味を解釈
- 「合わせる顔が無い」の類語や類義語
「合わせる顔が無い」の意味
「合わせる顔が無い」の意味は、「ある人に対して面目ないと思い、目の前に出られないと思う気持ちのこと」です。
相手に期待をかけられていて、自分でも自信を持って引き受けたことを失敗したり、自分がしたことにより相手に多大な損害を与えたり迷惑をかけたりするなどで、その人ととても対面できる状態ではないという気持ちを言います。
相手に対して「申し訳ない」「恥ずかしい」と思っている時の表現です。
- 「合わせる顔が無い」の読み方
- 何故「会わせる顔が無い」ではないのか
「合わせる顔が無い」の読み方
「合わせる顔が無い」の読み方は、「あわせるかおがない」になります。
特に難しい言葉ではないので、読み書きできる様にしておきましょう。
何故「会わせる顔が無い」ではないのか
基本的に人と出会う時には「会う」という言葉が使われます。
「合わせる顔が無い」は「面と向かい合えない」という意味があるので「合う」が使われます。
「顔」とはその人の「面目」「体裁」「自信」を表します。
「会わせる顔がない」は誤用になるので注意しましょう。
「合わせる顔が無い」の表現の使い方
「合わせる顔が無い」の表現の使い方を紹介します。
- 文法的な使い方
- 自分に対して使う
文法的な使い方
「合わせる顔が無い」は動詞を伴った表現ですので、文末にそのまま使えます。
副詞として使う時には「合わせる顔が無く」になります。
自分に対して使う
「合わせる顔が無い」は、基本的に自分が相手に対して面目ない、申し訳ないと思っている時に使います。
自分に思い当たる様なミスや迷惑行為がある時の表現です。
「合わせる顔が無い」を使った例文と意味を解釈
「合わせる顔が無い」を使った例文とその意味を解釈していきます。
- 「合わせる顔が無い」を使った例文1
- 「合わせる顔が無い」を使った例文2
「合わせる顔が無い」を使った例文1
「取引先を怒らせてしまい契約が取れず、会社に返って上司に合わせる顔がない」
ついうっかり失言して取引先を怒らせてしまい、契約が成立しませんでした。
会社に戻ってから上司に報告するのが気まずいことを表しています。
「合わせる顔が無い」を使った例文2
「友人から借りた車で事故を起こしてしまい、合わせる顔がない」
友人から高級車を借りて乗り回していたら事故を起こしてしまい、申し訳ないと思っていることを表します。
「合わせる顔が無い」の類語や類義語
「合わせる顔が無い」の類語や類義語を紹介します。
- 「顔向けできない」【かおむけできない】
- 「バツが悪い」【ばつがわるい】
「顔向けできない」【かおむけできない】
「恥ずかしいことや失敗などから、相手に対して申し訳なく面と向かえないこと」という意味で、「合わせる顔がない」の言い換えです。
「バツが悪い」【ばつがわるい】
「恥ずかしい、不都合な気持ちになり、その場に居づらくなった状況」を指す言葉です。
「合わせる顔が無い」は「ある人に対して面目ないと思い、目の前に出られないと思う気持ちのこと」です。
人に対して悪いことをしてしまったと思う時に使いましょう。