「結構です」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
ビジネスや日常会話で「結構です」という言葉が使われることがあります。
一体どの様な意味なのか、由来や使い方などについて紹介します。
目次
- 「結構です」の意味
- 「結構です」の表現の使い方
- 「結構です」を使った例文と意味を解釈
- 「結構です」の類語や類義語
「結構です」の意味
「結構です」の意味は数多く、以下の3つがあります。
1つ目は「素晴らしくて欠点がない」という意味で、主にものの見た目や仕上りが高いレベルだと思う時の表現です。
2つ目は「それで満足である」という意味で、相手から提示された条件が自分の希望に叶っている時の表現です。
3つ目は「十分であり、それ以上必要ない」という意味で、遠まわしに拒否したり断る時の表現です。
- 「結構です」の読み方
- 「結構」の由来
「結構です」の読み方
「結構です」の読み方は、「けっこうです」になります。
平仮名表記されることもありますが、ビジネスで使う機会も多いので、漢字で読み書きできる様にしておきましょう。
- 「結構です」の読み方
- 「結構」の由来
「結構」の由来
「結構」という言葉は、元々「建築物を組み立てること」や、「ものが構成されること」という意味でした。
ものごとを成り立たせる様にすることから「用意する」「計画する」「もくろむ」などに使われる様になり、そこから「出来栄えがいい」「満足な状態である」「もう十分である」、更には「必要ない」という意味で使われる様になりました。
「結構です」の表現の使い方
「結構です」の表現の使い方を紹介します。
- 文法的な使い方
- 肯定・否定両方の意味がある
文法的な使い方
「結構です」は、会話文として使われます。
人から何かしらの問いかけや提示を受けた時に、返答する言葉として使われます。
肯定・否定両方の意味がある
「結構です」は、「それでいいです」という肯定の意味と、「必要ありません」という否定の意味があります。
この言葉だけだと誤解を招く可能性が高く、使う時には注意が必要です。
例えばセールスを断る時に「結構です」と言ったところ、「満足です」という意味に解釈されてしまい、いつの間にか契約させられてしまうというケースもあるのです。
「結構です」を使った例文と意味を解釈
「結構です」を使った例文とその意味を解釈していきます。
- 「結構です」を使った例文1
- 「結構です」を使った例文2
「結構です」を使った例文1
「まことに結構な出来栄えです」
職人に対してもの作りを依頼した時に、仕上がったものを「これでどうですか」と見せられた時の表現です。
「満足のいく仕上りであること」を表します。
「結構です」を使った例文2
「そのお話はもう結構です」
相手から商談や勧誘などを受けた時に、必要ないのでもうしないで欲しいという意味の表現です。
「結構です」の類語や類義語
「結構です」の類語や類義語を紹介します。
- 「大丈夫です」【だいじょうぶです】
- 「お構いなく」【おかないなく】
「大丈夫です」【だいじょうぶです】
「ざっくりと問題がないことを伝える表現」で、深刻な問題に発展する可能性をとりあえず打ち消す言葉です。
「お構いなく」【おかないなく】
「相手の配慮や助力をやんわりと断る時の表現」です。
「結構です」は素晴らしくて欠点がない」「それで満足である」「十分であり、それ以上必要ない」という3つの意味があります。
誤解の多い言葉ですので、使う時には十分に注意しましょう。