「とっちめる」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
この「とっちめる」は、主に悪いことをした人に対して使います。
目次
- 「とっちめる」の意味とは?
- 「とっちめる」の表現の使い方
- 「とっちめる」を使った例文と意味を解釈
- 「とっちめる」の類語や類義語
「とっちめる」の意味とは?
「とっちめる」とは、厳しく叱責することで、時には暴力に及ぶ責めになることも珍しくありません。
このような意味から、それだけ対象の相手が悪いことをした時に使われる表現で、使い方によっては「叱りつける」という意味にもなる言葉です。
「今度という今度はとっちめてやる」などと用いられることが多く、度重なる悪行などに我慢ができなくなり、この言葉が出てくると考えていいでしょう。
その為、ちょっとした過ち程度でこうすると使われることはあまりありません。
「とっちめる」の表現の使い方
「とっちめる」の表現の使い方を紹介します。
このように表現される対象は、それだけこの言葉を使った人に恨まれていたり、怒らせたのだと考えられます。
「叱る必要がある」と「とっちめる必要がある」では、当然後者の方が酷い仕打ちになることは想像に難しくなく、このようなことを言われる側にはそれ相応の問題があるからこそです。
尚、この言葉は元々は栃木県の方言で、「取って締めること」からきています。
「やっつける」という意味で「締める」とよく若者に用いられていますが、それが訛って「ちめる」となったと考えられています。
「とっちめる」を使った例文と意味を解釈
「とっちめる」を使った例文と、その意味の解釈です。
あまりいい表現ではない為、使わないに越したことはない言葉です。
- 「とっちめる」を使った例文1
- 「とっちめる」を使った例文2
「とっちめる」を使った例文1
「あいつは一度とっちめてやらないと気が済まない」
それだけここで「あいつ」と表現される相手が常々悪いことをしているのか、またはこのように言った人の癇に障ることでもしてしまったのだと推測されます。
暴力さえ厭わないという表現になりますが、さすがにそこまでするとなると、また別の問題に発展してしまいかねないので注意してください。
「とっちめる」を使った例文2
「これくらいのことでとっちめられてはたまらない」
大して悪いこともしていない(少なくとも本人はそうと思っていない)ので、とっちめるような覚えはないと使っています。
何かトラブルが起こった時に、その当事者間で捉え方が違うことは特に珍しくなく、片方が「とっちめる必要がある」と思っても、もう片方はこのように考えていても不思議ではありません。
「とっちめる」の類語や類義語
「とっちめる」の類語や類義語を紹介します。
意味はほとんど同じで、言い換え表現にもなる言葉です。
- 「やり込める」【やりこめる】
「やり込める」【やりこめる】
「とっちめる必要がある」は、この言葉を使って「やり込める必要がある」としても同じ意味になります。
また、この言葉はそれ以外に、ゲームなどを「思う存分堪能できる」といった解釈でも使うことができます。
「とっちめる」とまで言われた時には、それだけ悪いことをしたのだと考えないといけません。
こう使った方が勘違いしているようなケースも考えられるものの、その怒りの感情は簡単に収まるようなものではなさそうです。