「アクが強い」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
日常会話や小説で「アクが強い」という言葉が使われることがあります。
一体どの様な意味なのか、類語や例文なども併せて紹介します。
目次
- 「アクが強い」の意味
- 「アクが強い」の表現の使い方
- 「アクが強い」を使った例文と意味を解釈
- 「アクが強い」の類語や類義語
「アクが強い」の意味
「アクが強い」の意味は以下の2つです。
1つ目は「野菜などの渋みや苦みがきついこと」という意味で、山菜などを採取して調理した時に、渋みがきつくて食べにくいことを言います。
八百屋で売られている野菜などは、品種改良されていて渋みや苦みは少なくされているのです。
2つ目は「多くの人に受け入れられにくい、強い個性があること」という意味です。
言葉や態度などに、しつこさやくどさがあり、生理的に嫌ってしまったり、理解するのに時間がかかることを言います。
- 「アクが強い」の読み方
- 「アク」とは
「アクが強い」の読み方
「アクが強い」の読み方は、「あくがつよい」になります。
「アク」は漢字で書くと「灰汁」になるのですが、読み難い為に平仮名・片仮名表記することもあります。
「アク」とは
「アク」とは「灰汁」と書き、「灰を水に浸した上澄みの液」のことで、洗濯や染物に使います。
ここから山菜や野草などを煮た時に浮き出てくる、渋みや苦みの成分を「灰汁」と言う様になりました。
更に「肉の煮汁に浮き出る白濁の塊」も「灰汁」と呼ばれ、更に「独特のしつこさやくどさがあって、馴染みにくい人」に対して「灰汁が強い」と言われる様になったのです。
「アクが強い」の表現の使い方
「アクが強い」の表現の使い方を紹介します。
- 文法的な使い方
- 性格が悪いという意味ではない
文法的な使い方
「アクが強い」は形容詞であり、文末にそのまま使えます。
一般的に「アクが強い人」として使われることが多くなります。
性格が悪いという意味ではない
「アクが強い」は個性が強く、普通の人から見て付き合いにくい人に対して使われます。
但し、個性が強いということで、性格が悪いという意味ではありません。
アクが強くても優しい人もいるのです。
「アクが強い」を使った例文と意味を解釈
「アクが強い」を使った例文とその意味を解釈していきます。
- 「アクが強い」を使った例文1
- 「アクが強い」を使った例文2
「アクが強い」を使った例文1
「彼は非常にアクが強いので主役に選ばれずに苦労した」
俳優を目指しているのですが、個性が強過ぎて中々主役に選ばれなかったことを表しています。
「アクが強い」を使った例文2
「お見合いは相手のアクが強過ぎてお断りした」
お見合いをしたのですが、相手があまりにも押し付けがましくて付いて行けず、お断りしたことを表しています。
「アクが強い」の類語や類義語
「アクが強い」の類語や類義語を紹介します。
- 「強烈な個性」【きょうれつなこせい】
- 「毒々しい」【どくどくしい】
「強烈な個性」【きょうれつなこせい】
「その人の特徴や持ち味が強過ぎて、悪い意味で強く印象に残ること」という意味です。
「毒々しい」【どくどくしい】
「派手でけばけばしく、一度見たら忘れらないほどどぎつい様子」という意味です。
「アクが強い」は「野菜などの渋みや苦みがきついこと」「多くの人に受け入れられにくい、強い個性があること」という意味があります。
あまりにも個性が強過ぎると感じる人に対して使いましょう。