「臨戦態勢」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
小説やネットニュースなどで「臨戦態勢」という言葉が使われることがあります。
一体どの様な意味なのか、類語や例文なども併せて紹介します。
目次
- 「臨戦態勢」の意味
- 「臨戦態勢」の表現の使い方
- 「臨戦態勢」を使った例文と意味を解釈
- 「臨戦態勢」の類語や類義語
「臨戦態勢」の意味
「臨戦態勢」の意味は、「いつでも戦える様に準備が整っている状態のこと」です。
これから戦いがあることが予測され、それに対して十分な準備と配置を行い、いつ開戦してもいい様に待ち構えていることを言います。
元々は軍事用語ですが、現在では戦争だけではなく、あらゆる「競争」や「争い」のシーンに使われています。
- 「臨戦態勢」の読み方
- 「臨戦態勢」の言葉の成り立ち
「臨戦態勢」の読み方
「臨戦態勢」の読み方は、「りんせんたいせい」になります。
四字熟語で難しそうなのですが「臨戦」と「態勢」に分けて落ち着いて読めば難しくありません。
「臨戦態勢」の言葉の成り立ち
「臨戦態勢」は「臨戦+態勢」に分けられます。
「臨戦」の「臨」は「その場面やその時に直面すること」という意味で、「戦」は「戦争」を意味します。
「臨戦」で「戦争に直面する」という意味になります。
「態勢」は「あるものとごや傾向に対して身構えること」です。
上記の言葉が組み合わさり「戦争に直面することに対して身構えること」という意味で使われています。
「臨戦態勢」の表現の使い方
「臨戦態勢」の表現の使い方を紹介します。
- 文法的な使い方
- 戦争以外で使われる時
文法的な使い方
「臨戦態勢」は名詞ですので、文末に使う時には助動詞を伴って「臨戦態勢だ・である」になったり、動詞を伴って「臨戦態勢になる・なった」になります。
使い方が限られていて、変化形はありません。
戦争以外で使われる時
現在でも戦争が行われている国もありますが、「臨戦態勢」はビジネスや日常会話では戦争以外の意味で使われることもあります。
「就職戦線」や「スポーツの試合」など、競い合うシーンで使われます。
「臨戦態勢」を使った例文と意味を解釈
「臨戦態勢」を使った例文とその意味を解釈していきます。
- 「臨戦態勢」を使った例文1
- 「臨戦態勢」を使った例文2
「臨戦態勢」を使った例文1
「臨戦態勢を整えて今日のプレゼンを迎えた」
コンペがかかったプレゼンテーションで、ライバルが多い時に、様々な効果的な演出を考えながら万全の準備をして挑戦することを表しています。
「臨戦態勢」を使った例文2
「先発メンバーの最終調整も終わり、完全に臨戦態勢に入っている」
スポーツの試合で、メンバーのラインナップも決まり、調整も済ませてあとは本番を待つだけの状態であることを表しています。
「臨戦態勢」の類語や類義語
「臨戦態勢」の類語や類義語を紹介します。
- 「満を持す」【まんをじす】
- 「手ぐすねを引く」【てぐすねをひく】
「満を持す」【まんをじす】
「準備万端の状態でチャンスを待つこと」という意味で、「弓を引き絞った状態でタイミングを見計らうこと」からきています。
「手ぐすねを引く」【てぐすねをひく】
「十分に準備をして今か今かと待ち構えること」という意味です。
「臨戦態勢」は「いつでも戦える様に準備が整っている状態のこと」という意味です。
戦争以外でもビジネスや日常会話で使いこなせる様になりましょう。