「包み隠す」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
小説や物語などで「包み隠す」という言葉が使われることがあります。
一体どの様な意味なのか、類語や例文なども併せて紹介します。
目次
- 「包み隠す」の意味
- 「包み隠す」の表現の使い方
- 「包み隠す」を使った例文と意味を解釈
- 「包み隠す」の類語や類義語
「包み隠す」の意味
「包み隠す」の意味は以下の2つです。
1つ目は、「外側を覆って見えない様にすること」という意味で、薄い素材の布や紙などでそ外側を覆い、中身が見えない様にすることを言います。
2つ目は、「秘密にして人に知られるのを防ぐこと」という意味で、関係するごくわずかな人達が絶対に他人に情報を伝えないことを言います。
- 「包み隠す」の読み方
- 「包み隠す」を分解して解釈
「包み隠す」の読み方
「包み隠す」の読み方は、「つつみかくす」になります。
特に難しい漢字ではないので、読み書きできる様にしておきましょう。
「包み隠す」を分解して解釈
「包み隠す」は、「包み+隠す」で成り立っています。
「包み」は動詞「包む」の連用形で、「ものを広く大きなものの中に入れて覆う」「すっかり取り囲む様にすること」「心の中にしまっておく」「お金をくるんで渡す」という意味があります。
「隠す」は「人の目に触れない様にする」「人に知られない様にする」という意味があります。
これらの言葉が組み合わさり「大きなもので覆って見えない様にする」「心の中にしまい知られない様にする」という意味で使われています。
「包み隠す」の表現の使い方
「包み隠す」の表現の使い方を紹介します。
- 文法的な使い方
- 抽象的なものにも使われる
文法的な使い方
「包み隠す」は動詞を含んだ表現ですので、文末にそのまま使えます。
否定形として「包み隠さず」と使われることもあります。
抽象的なものにも使われる
「包み隠す」は目に見える物体を覆って見えなくすることから転じて、何かの事実や情報など目に見えないものを人に知られない様にすることにも使います。
ビジネスではこちらの意味で使われることが多くなります。
「包み隠す」を使った例文と意味を解釈
「包み隠す」を使った例文とその意味を解釈していきます。
- 「包み隠す」を使った例文1
- 「包み隠す」を使った例文2
「包み隠す」を使った例文1
「ライバル社は新製品の情報をギリギリまで包み隠している」
ライバル社が新製品を販売するに当たり、発表ギリギリまで内容を一切公表しない戦術を取ったことを表しています。
「包み隠す」を使った例文2
「包み隠さず全てを話して欲しい」
何かについて秘密を知っている人に対して協力をする様に呼びかけています。
「包み隠す」の類語や類義語
「包み隠す」の類語や類義語を紹介します。
- 「伏せる」【ふせる】
- 「秘密のベールに包む」【ひみつのべーるにつつむ】
「伏せる」【ふせる】
「ものを下にして置く」「身体を下向きにする」「人に分らない様にする」という意味があります。
「秘密のベールに包む」【ひみつのべーるにつつむ】
「真実が隠されて人に知られない状態になっていること」という意味で、「秘密のベール」は「人に知られない様に隠す」という比喩的表現です。
「包み隠す」は「外側を覆って見えない様にすること」「秘密にして人に知られるのを防ぐこと」という2つの意味があります。
何か知っているのに心に秘めておく時に使いましょう。