「物証」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
「物証」という言葉はどのような意味があり、使い方をするのかご存知でしょうか。
ここでは言葉の意味、使い方、例文などを詳しく解説しています。
では一緒に「物証」という言葉の理解を深めていきましょう。
目次
- 「物証」の意味
- 「物証」の表現の使い方
- 「物証」を使った例文と意味を解釈
- 「物証」の類語や類義語
「物証」の意味
「物証」とは物的証拠の略で、何かしら物が示す証拠のことを言います。
- 「物証」の読み方
「物証」の読み方
「物証」の読み方は、「ぶっしょう」になります。
「物証」の表現の使い方
「物証」の表現の使い方を紹介します。
「物証」とは物的証拠の略で、物が示す証拠という意味で使います。
例えば、何か事件があったとします。
その際、犯人が現場に自分の持ち物を落として逃げ去ったとしたらそれが「物証」ということになります。
またいじめをした、しないといった時に、録音、録画した物があればそれも「物証」となるわけです。
ちなみに、人の供述、体にある傷といったものが証拠となる場合は「人的証拠」と言います。
つまり人間に対しては「物証」という言葉は使いません。
「物証」とは、現場に落ちている犯人の持ち物や、犯罪を示す文書、録音テープ、映像、写真といった物に対して使います。
「物証」を使った例文と意味を解釈
「物証」を使った例文とその意味を解釈していきます。
- 「物証」を使った例文1
- 「物証」を使った例文2
「物証」を使った例文1
「物証がこれだけ揃っているのに、まだ罪を認めないとはふてぶてしい奴だ」
「物証」とは物による証拠物のことを言います。
つまり「物証」がありますと、言い逃れは非常に厳しい状態なのです。
例文では「物証」が複数あるにもかかわらず、罪を認めないとは反省する気もないということを言い表しているのです。
「物証」を使った例文2
「物証は全くないが、状況証拠だけでも十分だ」
「物証」とは人以外の物による証拠のことを言います。
状況証拠とは、犯罪があっただろうということを推測できる証拠のことですから、冤罪を作る恐れもなくはないのです。
しかし状況証拠が多い、強いとなりますと「物証」がなくとも有罪に持っていけるということを例文は言い表しています。
「物証」の類語や類義語
「物証」の類語や類義語を紹介します。
- 「動かぬ証拠」【うごかぬしょうこ】
- 「証拠品」【しょうこひん】
「動かぬ証拠」【うごかぬしょうこ】
「動かぬ証拠」とは、確定的な証拠という意味になります。
「ここに動かぬ証拠があると言うのに、まだ知らないと言い張るのか」「この写真こそが、彼が犯人であるという動かぬ証拠だ」「そんなに僕を疑うなら、動かぬ証拠とやらを出してもらいましょうか」などと使います。
「証拠品」【しょうこひん】
「証拠品」とは、それが事実であると明らかにできる品物のことを言います。
例えば、犯罪の現場に落ちてある刃物などは「証拠品」となるでしょう。
「この領収書は夫の浮気の証拠品として使えるかもしれない」「証拠品は多ければ多いほどいい、しっかり探せ」などと使います。
いかがでしたでしょうか。
「物証」という言葉の意味、使い方、例文などまとめてお伝えしました。
それでは言葉の意味を正しく理解して使いこなしてください。