「受け渡す」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
ビジネスや日常会話で「受け渡す」という言葉が使われることがあります。
一体どの様な意味なのか、類語や例文なども併せて紹介します。
目次
- 「受け渡す」の意味
- 「受け渡す」の表現の使い方
- 「受け渡す」を使った例文と意味を解釈
- 「受け渡す」の類語や類義語
「受け渡す」の意味
「受け渡す」の意味は以下の2つです。
1つ目は「荷物や商品を、一方からもう一方に移すこと」という意味で、人を介してものを運ぶことを言います。
運送の際に作業の一環として人から人へ荷物が移される時の表現です。
2つ目は「相手から金銭を貰う代わりに品物を相手側に移すこと」という意味で、お金を引き換えに商品を渡すことを言います。
- 「受け渡す」の読み方
- 「受け渡す」を分解して解釈
「受け渡す」の読み方
「受け渡す」の読み方は、「うけわたす」になります。
特に難しい漢字ではないので読み書きできる様にしておきましょう。
「受け渡す」を分解して解釈
「受け渡す」は「受け+渡す」で成り立っています。
「受け」は動詞「受ける」の未然形で、「自分の方に差し出されたものを取る」「他からの働きが自分に加わる」「自分に向けられた行為に対して応じる」という意味があります。
「渡す」は「こちらの手から相手の手に移す」「自分の持ち物や権利などを他人に与える」、動詞の連用形に付き「その動作を行き届かせる」という意味があります。
これらの言葉が組合わさり「差し出されたものを手から手に移す」「お金を受けて商品を渡す」という意味で使われる様になりました。
「受け渡す」の表現の使い方
「受け渡す」の表現の使い方を紹介します。
- 文法的な使い方
- 「受け渡す」と「引き渡す」の使い分け
文法的な使い方
「受け渡す」は動詞であり、文末にそのまま使えます。
名詞形は「受け渡し」になり、受け身形として「受け渡される」と使うこともあります。
「受け渡す」と「引き渡す」の使い分け
「受け渡す」と似た意味の言葉に「引き渡す」があります。
「受け渡す」は「受け取ることと引き渡すこと」の2つの動作が伴います。
「引き渡す」は「自分の手元にある物を他人に移すこと」を言い、何かを受け取るという行為は含まれません。
「受け渡す」を使った例文と意味を解釈
「受け渡す」を使った例文とその意味を解釈していきます。
- 「受け渡す」を使った例文1
- 「受け渡す」を使った例文2
「受け渡す」を使った例文1
「倉庫から荷物を運び出し、ドライバーに受け渡した」
荷物を倉庫から運び出して来て、配送担当のドライバーに渡したことを表しています。
「受け渡す」を使った例文2
「レジで商品を受け渡した」
コンビニのレジで、お金を貰って商品をお客に渡したことを表しています。
「受け渡す」の類語や類義語
「受け渡す」の類語や類義語を紹介します。
- 「中継する」【ちゅうけいする】
- 「金銭授受」【きんせんじゅじゅ】
「中継する」【ちゅうけいする】
「人と人、物と物の間に入り、必要なものがうまく次につながる様にすること」という意味です。
「金銭授受」【きんせんじゅじゅ】
「お金が絡むやり取り」「お金を渡したり受け取ったりすること」という意味です。
「受け渡す」は「荷物や商品を、一方からもう一方に移すこと」「相手から金銭を貰う代わりに品物を相手側に移すこと」という意味があります。
「受ける」「渡す」の動作が入る時に使いましょう。