「攻め込む」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
小説や物語で「攻め込む」という言葉が使われることがあります。
一体どの様な意味なのか、類語や例文なども併せて紹介します。
目次
- 「攻め込む」の意味
- 「攻め込む」の表現の使い方
- 「攻め込む」を使った例文と意味を解釈
- 「攻め込む」の類語や類義語
「攻め込む」の意味
「攻め込む」の意味は以下の2つです。
1つ目は「戦いで敵の陣地に進入すること」という意味で、戦争やスポーツの試合などで、積極的に戦いを仕掛けて進んでいくことを言います。
2つ目は「積極的な態度でターゲットとなる人や周囲にアピールすること」という意味で、多少強引な態度を取ることで相手により印象付ける様にすることを言います。
- 「攻め込む」の読み方
- 「攻め込む」を分解して解釈
「攻め込む」の読み方
「攻め込む」の読み方は、「せめこむ」になります。
特に難しい漢字ではないので、読み書きできる様にしておきましょう。
「攻め込む」を分解して解釈
「攻め込む」は「攻め+込む」で成り立っています。
「攻め」は動詞「攻める」の連用形で「戦争や試合などでこちらから戦いを挑むこと」「積極的な態度を取ること」という意味があります。
「込む」は「大勢の人やものが一ヶ所に集まる」という意味の他に、動詞の連用形に付き「中に入る」「徹底的にものごとをする」という意味もあります。
これらの言葉が組合わさり「こちらから戦いを仕掛けて敵地に入る」「積極的な態度で詰め寄る」という意味で使われています。
「攻め込む」の表現の使い方
「攻め込む」の表現の使い方を紹介します。
- 文法的な使い方
- 「攻め込む」と「攻める」の使い分け
文法的な使い方
「攻め込む」は動詞ですので、文末にそのまま使えます。
副詞として使う時には「攻め込み」になり、受け身形として「攻め込まれる」と使うこともあります。
「攻め込む」と「攻める」の使い分け
「攻め込む」と似た意味の言葉に「攻める」があります。
「攻め込む」は「こちらから戦いを仕掛けて、敵の陣地まで入り込むこと」に使います。
日常で使うならば「積極的な態度で相手の気持ちに入り込む様にすること」です。
「攻める」は「単にこちらから進んで戦いを仕掛けること」に使います。
「攻め込む」を使った例文と意味を解釈
「攻め込む」を使った例文とその意味を解釈していきます。
- 「攻め込む」を使った例文1
- 「攻め込む」を使った例文2
「攻め込む」を使った例文1
「東南の風に乗り、呉軍は曹操の軍に一気に攻め込んだ」
「三国志」で、諸葛亮が呉の周瑜に対して「東南の風を吹かせるので一気に魏を攻めよ」と伝えた「赤壁の戦い」の一文です。
「攻め込む」を使った例文2
「このブームに乗じて業界に攻め込もう」
流行に乗って新しい商品を発表して、業界で話題になろうとしています。
「攻め込む」の類語や類義語
「攻め込む」の類語や類義語を紹介します。
- 「討ち入る」【うちいる】
- 「突撃する」【とつげきする】
「討ち入る」【うちいる】
「敵の城や家の中に武器を持って攻め入ること」という意味です。
「突撃する」【とつげきする】
「戦で歩兵が敵地の中まで勢いよく入り込んで攻撃すること」という意味です。
「攻め込む」は「戦いで敵の陣地に進入すること」「積極的な態度でターゲットとなる人や周囲にアピールすること」という意味があります。
自分から積極的に相手に攻めていく時に使いましょう。