「最初が肝心」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
何事においても、この「最初が肝心」なのは間違いないでしょう。
目次
- 「最初が肝心」の意味とは?
- 「最初が肝心」の表現の使い方
- 「最初が肝心」を使った例文と意味を解釈
- 「最初が肝心」の類語や類義語
「最初が肝心」の意味とは?
「最初が肝心」とは、いかなる物事も、最初に失敗があると、その後もうまくいかないことの戒めとして使われる言葉です。
逆説的な解釈ですが、このように表現するのが一番分かりやすいでしょう。
最初で躓いてしまったり、間違ってしまうと、それがしばらく尾を引いてしまう場合が少なくありません。
その為、最初こそ一番大事だという表現として、あらゆることに対して使われています。
- 「最初が肝心」の読み方
「最初が肝心」の読み方
「最初が肝心」の読み方は、「さいしょがかんじん」になります。
「肝心」は、要となる部分の表現で、一番大切だと読み換えることができます。
この言葉では、最初こそがそれだという意味でその解釈通りに捉えていいでしょう。
「最初が肝心」の表現の使い方
「最初が肝心」の表現の使い方を紹介します。
この言葉は、紀元前の哲学者プラトンの言葉から引用されたものです。
同氏の「仕事においては最初が最も肝心である」がその言葉で、ここでは仕事にのみ使っていますが、現在では「何事も~」と使われることが多くなっています。
手段や方法についてなどから、礼儀といった部分にまで言えることとして広い対象に用いることができます。
「最初が肝心」を使った例文と意味を解釈
「最初が肝心」を使った例文と、その意味の解釈です。
実際にどのような点が大切なのかは、対象となる物事によって異なります。
- 「最初が肝心」を使った例文1
- 「最初が肝心」を使った例文2
「最初が肝心」を使った例文1
「面接では、最初が肝心だと言われている」
入社試験などの面接では、面接場となる部屋のドアを開けるところから見られています。
そのドアを閉め忘れてしまったり、部屋に無言で入ってくるようでは、その時点で合格は難しくなってしまうかも知れません。
「最初が肝心」を使った例文2
「最初が肝心たと分かっていたのに、いきなりやらかしてしまった」
やってしまったことはもう仕方ありませんが、それに気付いているなら、リカバリーがそう難しくないことも多いです。
問題なのは、最初に失敗していたことにしばらく気が付かず、後からそれだったかと薄々気付いた場合です。
そのような時には、今更取り返しがつかないことも考えられます。
「最初が肝心」の類語や類義語
「最初が肝心」の類語や類義語を紹介します。
最初の言葉はそのまま言い換え表現になります。
- 「始めが大事」【はじめがだいじ】
- 「一年の計は元旦にあり」【いちねんのけいはがんたんにあり】
「始めが大事」【はじめがだいじ】
「最初が肝心」と共に、広く使われている言葉です。
全く同じ意味なので、これ以上の説明は必要ないでしょう。
「一年の計は元旦にあり」【いちねんのけいはがんたんにあり】
その一年の計画は、最初の日である元旦に立てることが大事だということから、最初にきちんとした計画を立てれば後になって困ることがないという解釈で使われています。
この表現で定着していますが、「元旦」は正確には「元日の夜明け」のことなので、一年の最初の日と表現したいのであれば、その「元日」とするべきです。
その為、間違っている言葉だとも言われますが、そこまで気にすることなく普通に使われています。
この「最初が肝心」は、何をするにしても覚えておかないといけない言葉だと言っていいでしょう。