「てんこ盛り」とは?意味!ご飯以外の使い方!類語も解釈
この「てんこ盛り」は、料理以外にも使える表現です。
目次
- 「てんこ盛り」とは?
- 「てんこ盛り」の慣用句での使い方
- 「てんこ盛り」の類語と解釈
「てんこ盛り」とは?
「てんこ盛り」とは、これでもかというほどの量だという表現になります。
主に料理に対して使われる言葉で、「おかずがてんこ盛りだ」とすると、食べ切れないほどの量のおかずがあると表現していることになります。
「盛り」という表現から、本来は丼物のそり立つほどの盛られ具合に使われる言葉ですが、上のように「とても多い」といった解釈で他の料理にも普通に用いられています。
「てんこ盛り」の慣用句での使い方
この「てんこ盛り」は、対象が料理以外の時にも慣用句として使うことができます。
例えば、遊園地の宣伝文句で「ここには楽しみがてんこ盛り」などといった使われ方を目にすることがあり、それだけ楽しみがいっぱいだと表現していると解釈してください。
「てんこ」は、元は「天骨(てんこつ)」という言葉からきている表現で、天にも届きそうな場所という意味で使われます。
それほど盛られた(たくさんある)状態の比喩で使っていると考えると分かりやすいでしょう。
「てんこ盛り」の類語と解釈
「てんこ盛り」と似た意味で使える類語です。
これらもそれだけ「たくさんある」こととして使えます。
- 「鈴なり」【すずなり】
- 「大量」【たいりょう】
「鈴なり」【すずなり】
果実がひしめきあって成っている様子の表現ですが、こちらも慣用句としてそれほどたくさんあるという意味で、「この鈴なり具合は大したものだ」などと用いることができます。
「大量」【たいりょう】
「たくさんある」ことを分かりやすく言い換えると、この言葉になります。
実際に高く盛られた様子には適しませんが、慣用句として使う場合には言い換え表現だと考えていいでしょう。
「てんこ盛り」は実際には料理に対して使うより、慣用句として用いられているケースの方が多いと言っていいでしょう。
ただし、少し古い表現だと言える為、若者はあまり使わないかも知れません。