「頭が沸く」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
この「頭が沸く」という表現は、あまり使わない方がいいかも知れません。
目次
- 「頭が沸く」の意味とは?
- 「頭が沸く」の表現の使い方
- 「頭が沸く」を使った例文と意味を解釈
- 「頭が沸く」の類語や類義語
「頭が沸く」の意味とは?
「頭が沸く」とは、「頭がおかしくなる」ことです。
「正気を失う」状態がそれに当たり、そのくだけた表現だと考えてください。
そのような様子を小馬鹿にしたニュアンスが含まれている為、自分がそのようになっていたと使う分にはいいですが、誰かがそんな状態だと使う場合には注意が必要になります。
- 「頭が沸く」の読み方
「頭が沸く」の読み方
「頭が沸く」の読み方は、「あたまがわく」になります。
何らかの原因によって頭の中が沸騰し、正気を失うことの比喩表現として使われる言葉です。
この読み方とは逆に、表記する場合に「沸く」ではなく「湧く」や「涌く」と間違えないように気を付けてください。
ただし、冒頭にも書いたように、あまり使うべき言葉でもありません。
「頭が沸く」の表現の使い方
「頭が沸く」の表現の使い方を紹介します。
頭がおかしくなるという意味から、さっきは少しそうなっていた、そうなりそうだなどと自分に使うことが多い言葉ですが、誰かに「頭が沸いてるんじゃないか」(おかしくなっているんじゃないか)などと用いることもできます。
しかし、その場合には正気を失っているんじゃないかのように他の言葉で言い換える方が適切で、間違っても目上の人に使うべきではありません。
先にも書きましたが、この言葉にはそれに対して馬鹿にしているという含みが多分にある為です。
「頭が沸く」を使った例文と意味を解釈
「頭が沸く」を使った例文と、その意味の解釈です。
使い方としてはこのような形になります。
- 「頭が沸く」を使った例文1
- 「頭が沸く」を使った例文2
「頭が沸く」を使った例文1
「ここ数日、頭が沸くくらいの忙しさだった」
自分がその対象となる使い方で、このように用いる分には特に問題はありませんが、この言葉自体が俗っぽい表現であることは理解しておいてください。
「頭が沸く」を使った例文2
「どう考えても頭が沸いているとしか思えない」
この使い方では誰かを指していると考えられます。
その人が居ない所で使う分にはまだいいですが、決しておすすめできる表現でもありません。
「頭が沸く」の類語や類義語
「頭が沸く」の類語や類義語を紹介します。
どちらも意味としては同じで、言い換え表現になります。
- 「常軌を逸する」【じょうきをいっする】
- 「パニックになる」【ぱにっくになる】
「常軌を逸する」【じょうきをいっする】
正気を失ってしまうことで、頭が変になることの表現として使えます。
「あの時は常軌を逸していた」と使った場合、その時は頭が沸いていたと言っているのと同じです。
また、こちらも人に使う際には気を付けないといけません。
「パニックになる」【ぱにっくになる】
横文字を使って表現するなら、この言葉になります。
同じく正気を失うことの表現として使用でき、「パニックになっていた」とすると、こちらも頭が沸いていたと同様の意味になります。
同様の意味の中では比較的使いやすく、若者言葉では「パニくる」と表現される言葉で、こちらで見聞きしたことがある人も多いでしょう。
「頭が沸く」は、意味と含まれたニュアンスから、使い方には注意しなくてはいけない言葉です。
その為、できれば用いないに越したことはありません。