「阿らない」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
「阿らない」という言葉はどのような意味があり、使い方をするのかご存知でしょうか。
ここでは言葉の意味、使い方、例文などを詳しく解説しています。
では一緒に「阿らない」という言葉の理解を深めていきましょう。
目次
- 「阿らない」の意味
- 「阿らない」の表現の使い方
- 「阿らない」を使った例文と意味を解釈
- 「阿らない」の類語や類義語
「阿らない」の意味
「阿らない」とは、相手に気に入られようとしない、へつらったりしないことを言います。
- 「阿らない」の読み方
「阿らない」の読み方
「阿らない」の読み方は、「おもねらない」になります。
「阿らない」の表現の使い方
「阿らない」を使った表現を紹介します。
「阿らない」とは「阿る」という言葉を打ち消した形となる言葉です。
「阿る」の意味が、相手に媚びる、気に入られようとするということになりますので「阿らない」はその逆となるわけです。
この二つの言葉は併せて覚えておきますといいでしょう。
使い方としては、個人、社会、大衆と幅広く使うことができます。
「私はあいつとは違って、権力者に阿らない」「彼は大衆に阿らない作品を作っているようだが、それじゃあ売れないのは当然だ」「こだわりを捨てて流行りに阿るような仲間も増えたが、私は何があっても阿らないし、自分のスタイルを貫くつもりでいる」などと使います。
少々難しい印象がある言葉ですが、意味としては気に入られようとしないということですから、解釈は難しくありません。
「阿らない」を使った例文と意味を解釈
「阿らない」を使った例文とその意味を解釈していきます。
- 「阿らない」を使った例文1
- 「阿らない」を使った例文2
「阿らない」を使った例文1
「あの人は、相手がお客であろうと阿らないから、損する性格だ」
「阿らない」とは、相手にいいことを言ったりしない、気に入られようと振舞わないことです。
例文のように、お客であっても気に入られようとしないということは、仕事においては損をすると言えるでしょう。
「阿らない」を使った例文2
「彼女は時流に阿らない、頑固なところがある人だが自分があるという点で私は尊敬している」
時代の傾向、風潮といったものに乗らないことを「時流に阿らない」と言います。
自分流を貫くといった意味合いなのですが、悪く言えば頑固、空気が読めない、不器用ともなりますが、自分を持っている、正直であるという長所でもあると例文は言っているわけです。
「阿らない」の類語や類義語
「阿らない」の類語や類義語を紹介します。
- 「媚びない」【こびない】
- 「持ち上げない」【もちあげない】
「媚びない」【こびない】
「媚びない」とは、相手に気に入られるような振舞いはしないこと、相手の機嫌をとるようなことはしないことを言います。
「あの人は絶対に媚びないから、上司に嫌われるのだ」「客に媚びない、昔ながらの職人気質」などと使います。
「持ち上げない」【もちあげない】
「持ち上げない」とは褒めたり、おだてたりしないことを言います。
「彼は他の人と違って、そう簡単に相手を持ち上げない人だ」「少しは客を持ち上げないと、買ってもらえないぞ」という風に使います。
いかがでしたでしょうか。
「阿らない」という言葉の意味、使い方、例文などまとめてお伝えしました。
それでは言葉の意味を正しく理解して使いこなしてください。