「私儀」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
「私儀」という表現は「私儀、来月いっぱいで退職することになりました」などの文章で使われますが、「私儀」にはどのような意味があるのでしょうか?
「私儀」という表現の「意味・読み方・使い方・例文と解釈・類義語」について、詳しく解説していきます。
目次
- 「私儀」の意味
- 「私儀」の表現の使い方
- 「私儀」を使った例文と意味を解釈
- 「私儀」の類語や類義語
「私儀」の意味
「私儀」という表現は、「私自身(私個人)・自分自身に関すること」や「私自身の自称」を意味しています。
「私儀」というのは、「私個人に関することで恐縮ですが・私自身についてのことですが」という前置きの言葉としての意味合いを持っています。
「私儀」は、「候文(そうろうぶん)のかしこまった手紙・届け書」などで自分自身のことを意味する言葉です。
- 「私儀」の読み方
「私儀」の読み方
「私儀」の読み方は、「わたくしぎ」になります。
「私儀」の表現の使い方
「私儀」の表現の使い方を紹介します。
「私儀」の表現の使い方は、かしこまった退職届などの届け書などにおいて、「私個人(私自身)のことですが・自分自身についてのことで恐縮ですが」という前置きの意味合いで使うという使い方になります。
例えば、「私儀、病状の回復がままならず、退職することを決めました」などの文章において、「私儀」という表現を使用することができます。
「私儀」を使う時には、「行末」に「やや小さめの文字」で書くというのが慣習的ルールになっています。
「私儀」を使った例文と意味を解釈
「私儀」を使った例文とその意味を解釈していきます。
- 「私儀」を使った例文1
- 「私儀」を使った例文2
「私儀」を使った例文1
「私儀、一身上の都合により、来る12月20日をもって退職させていただくことになりました」
この「私儀」を使った例文は、「私儀」という表現を、「私自身のことで恐縮でございますが」という意味合いで使用しています。
「私儀」を使った例文2
「私儀、来月から発足する新規プロジェクトの担当部署において、チームリーダーの任務を拝命させていただきます」
この「私儀」を使った例文は、「私個人(自分自身)の人事にまつわることで恐縮でございますが」という意味を持つ文章で、「私儀」という表現を使っています。
「私儀」の類語や類義語
「私儀」の類語や類義語を紹介します。
- 「私事」【わたくしごと・しじ】
- 「私こと」【わたくしこと】
「私事」【わたくしごと・しじ】
「私事」という表現は、「私個人のこと・私自身のプライベートなこと」や「公的ではない私生活に関すること」を意味しています。
その意味合いから、「私自身のことですが」を示す「私儀」と近しい類似の意味を持っている類語(シソーラス)として、「私事」という表現を上げられます。
「私こと」【わたくしこと】
「私こと」は「私事」と似ていますが、「私こと」は「私儀」と同じく「公的な文章・手紙・届け書」で用いられる表現としての特徴を持っています。
「私こと」は「私自身についてのこと」を意味する言葉です。
この意味から、「私個人のことで恐縮ですが」を示す「私儀」とよく似た意味・用法を持っている類義語として、「私こと」という表現を指摘できます。
この記事で説明した「私儀」の表現には、「私個人(私自身)・自分自身に関すること」などの意味があります。
「私儀」の類語・類義語として、「私事」「私こと」などがあります。
「私儀」という言葉について詳しく調べたい時は、この記事を参考にしてみて下さい。