「憎まれ口」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
小説や日常会話で「憎まれ口」という言葉が使われることがあります。
一体どの様な意味なのか、類語や例文なども併せて紹介します。
目次
- 「憎まれ口」の意味
- 「憎まれ口」の表現の使い方
- 「憎まれ口」を使った例文と意味を解釈
- 「憎まれ口」の類語や類義語
「憎まれ口」の意味
「憎まれ口」の意味は以下の2つです。
1つ目は「人に嫌われたりうらまれる様な内容を言うこと」という意味で、人をバカにしたり非難する言葉を使う人のことを言います。
2つ目は「人に嫌われる様な態度や話し方をすること」という意味で、横柄な態度で話たり、言葉遣いが悪かったりして、まるで相手を攻撃している様に思われてしまうことを言います。
- 「憎まれ口」の読み方
- 「憎まれ口」を分解して解釈
「憎まれ口」の読み方
「憎まれ口」の読み方は、「にくまれぐち」になります。
「くち」は「ぐち」と読みますので注意しましょう。
「憎まれ口」を分解して解釈
「憎まれ口」は「憎まれ+口」で成り立っています。
「憎まれ」は動詞「憎む」の受け身形で、「相手の言動を許せないと思ってひどく嫌う」「自分に不利益を与えるものとして嫌う」「非難する」という意味があります。
「口」は「身体の器官としての口」という意味の他に「口に出していうこと」「ものの言い方」という意味があります。
これらの言葉が組み合わさり「許せないと思って酷く嫌われる様な話や言い方」という意味で使われています。
「憎まれ口」の表現の使い方
「憎まれ口」の表現の使い方を紹介します。
- 文法的な使い方
- 人に対して使う
文法的な使い方
「憎まれ口」は名詞ですので、文末に使う時には動詞を伴い、定型として「憎まれ口を叩く」「憎まれ口をきく」になります。
人に対して使う
「憎まれ口」は、人から嫌われたりうらまれたりする様な内容や話し方をすることを言います。
言った本人は気づいていなかったり、わざと言うことが多く、それを見たり聞いたりした相手や周囲の人が使う言葉です。
「憎まれ口」を使った例文と意味を解釈
「憎まれ口」を使った例文とその意味を解釈していきます。
- 「憎まれ口」を使った例文1
- 「憎まれ口」を使った例文2
「憎まれ口」を使った例文1
「彼はいつも憎まれ口を叩いているが、仕事はきちんとやるので信頼できる」
いつも人から嫌われる様な言動をしている人がいますが、仕事はしっかりとするので、ヘラヘラしている人よりも信頼されていることを表しています。
「憎まれ口」を使った例文2
「子供に注意をしたら『うるさいオバサン』と憎まれ口を叩かれた」
他人の子供に注意をしたら、オバサン呼ばわりされて怒っている女性のことを言っています。
「憎まれ口」の類語や類義語
「憎まれ口」の類語や類義語を紹介します。
- 「悪態をつく」【あくたいをつく】
- 「毒舌」【どくぜつ】
「悪態をつく」【あくたいをつく】
「わざと人の悪口を言ったり、嫌われる様なことを言うこと」という意味です。
「毒舌」【どくぜつ】
「嫌われることを恐れずきつい皮肉や遠慮のない批判を言うこと」という意味です。
「憎まれ口」は「人に嫌われたりうらまれる様な内容を言うこと」「人に嫌われる様な態度や話し方をすること」という意味があります。
相手からすれば許せないことを言う様な人に使いましょう。