「身ごもる」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
小説や物語を読んでいると「身ごもる」という言葉が使われることがあります。
一体どの様な意味なのか、類語や例文なども併せて紹介します。
目次
- 「身ごもる」の意味
- 「身ごもる」の表現の使い方
- 「身ごもる」を使った例文と意味を解釈
- 「身ごもる」の類語や類義語
「身ごもる」の意味
「身ごもる」の意味は以下の2つです。
1つ目は「女性が妊娠する」という意味で、お腹に子供ができたことを言います。
2つ目は「身を潜めて隠れること」という意味で、昔は悲しいことがあったり、何かのけじめを付ける時に、どこかに身を潜めて人前に出て来ないことがありました。
現在で言う「引きこもり」の状態で、ごく身内の人と以外は接触せずに過ごすことを言います。
- 「身ごもる」の読み方
- 「身ごもる」の言葉の成り立ち
「身ごもる」の読み方
「身ごもる」の読み方は、「みごもる」になります。
「しんごもる」と読み間違わない様にしましょう。
「身ごもる」の言葉の成り立ち
「身ごもる」は「身+ごもる」で成り立っています。
「身」は「生きている人の体」「本体」「自分自身」「何かをやろうとうする心」という意味があります。
「ごもる」は動詞「こもる」の複合形で、漢字で「籠る」と書きます。
意味は「中には入ったまま出て来ない」「外とのつながりを断って中に閉じこもる」「多大な気持ちが含まれる」という意味があります。
これらの漢字が組合わさり「人の体の中に入り込む」→「妊娠する・子供ができる」として使われています。
「身ごもる」の表現の使い方
「身ごもる」の表現の使い方を紹介します。
- 文法的な使い方
- 丁寧な言い方である
文法的な使い方
「身ごもる」は動詞を含んだ表現であり、文末にそのまま使えます。
副詞として使う時には「身ごもり」になります。
丁寧な言い方である
「身ごもる」は一般的な「妊娠する」よりも丁寧な表現で、口語よりも小説や物語などで使われることが多くなります。
まだ胎児の段階で、産まれていない時に使われます。
「身ごもる」を使った例文と意味を解釈
「身ごもる」を使った例文とその意味を解釈していきます。
- 「身ごもる」を使った例文1
- 「身ごもる」を使った例文2
「身ごもる」を使った例文1
「妻が身ごもったので家事を手伝う必要がある」
妻に子供ができた為に、早く家に帰って家事を手伝わなくてはならないと話しています。
「妊娠した」というよりも遠まわしな表現として「身ごもる」を使っています。
「身ごもる」を使った例文2
「妻は2人目を身ごもったのをきっかけに、会社を辞める決心をした」
奥さんが2人目の子供を妊娠したので、さすがに仕事と家事・育児の両立が厳しくなりそうだと思い、会社を辞める決心をつけたことを表しています。
「身ごもる」の類語や類義語
「身ごもる」の類語や類義語を紹介します。
- 「子供を授かる」【こどもをさずかる】
- 「子を宿す」【こをやどす】
「子供を授かる」【こどもをさずかる】
「子供を欲しいと思っていた女性が、妊娠できたこと」という意味です。
「子を宿す」【こをやどす】
「お腹に子供ができること」という意味です。
「身ごもる」は「女性が妊娠する」「身を潜めて隠れること」という意味があります。
直接「妊娠した」というと生々しく聞こえる時に使いましょう。