「どっしり」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
日頃の会話の中であまり意識せずに、会話の流れの中で何気なく使っている言葉が色々とあるものです。
その中に「どっしり」という表現があるのですが、どのような意味があるかをご存知でしょうか?
そこで今回は、この「どっしり」にフォーカスして言葉の意味や使い方をリサーチしていくことにします。
目次
- 「どっしり」とは?意味
- 「どっしり」の表現の使い方
- 「どっしり」を使った例文と意味を解釈
- 「どっしり」の類語や類義語
「どっしり」とは?意味
「どっしり」とは、「十分に重みが感じられるようなこと」、あるいは「落ち着いて、せかせかとしない重々しい雰囲気」という意味を持つ言葉です。
「どっしり」の表現の使い方
「どっしり」は「落ち着いて重々しいさま」という意味がありますので、人をこの言葉で表現する場面では、どんなに困難なことが立ちはだかっても、慌てず沈着冷静な人が当てはまるでしょう。
「どっしり」を使った例文と意味を解釈
では、ここで「どっしり」を使った例文を見ながら、具体的な活用シーンをイメージしてみることにしましょう。
- 「どっしり」を使った例文1
- 「どっしり」を使った例文2
「どっしり」を使った例文1
「どっしりとした重い土嚢を担いで、何度も何度も積み重ねてきた。そのおがけで何とか水の侵入を防ぐことができたのです」
近年、大きな台風の被害に見舞われて床上浸水している家屋も数多くあります。
このような被害を最小限に食い止めるためには、自治体の防災の対策が急がれるところですが、例文のように個人レベルでも、「どっしり」とした土嚢を積み上げるなどの努力が求められるでしょう。
「どっしり」を使った例文2
「うちの課長は常にどっしりと構えているので、部下はとても安心して今の仕事に専念することができます」
ビジネスにおいては、この例文ように「どっしり」と構えた人が上司であったなら、とても心強く安心して仕事をすることができます。
困難な局面になったとしても、「どっしり」とした姿勢で適切な判断を下してくれそうな気がします。
まるで西郷隆盛のような人なのかもしれません。
「どっしり」の類語や類義語
「どっしり」を他の言葉で言い換えるとするなら、他にどのような意味があるかを見ていくことにします。
- 「地に足をつけた」【ちにあしをつけた】
- 「神経が図太い」【しんけいがずぶとい】
「地に足をつけた」【ちにあしをつけた】
「地に足をつけた」という表現が「どっしり」に近い意味を持つ言葉として使うことができます。
「地に足をつけた」の意味としては、「物事を少しずつ、確実に進めていくこと」という解釈になります。
簡単に言うと「確実に」、「堅実に」という意味で理解することができます。
「神経が図太い」【しんけいがずぶとい】
「神経が図太い」という表現も「どっしり」に通じるものがあります。
「繊細でなくて、どんなことがあっても平然としている」という意味が使われます。
「どっしり」という言葉の語感は、とても安定感があり、ちょっとしたことでは簡単に揺らぐことがない強い印象があります。
先行きが不透明で、予測不可能な時代にあっては、このように「どっしり」と構えた人が大きなリーダーシップを取って行けるのだと思います。