「悪銭身につかず」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
「悪銭身につかず」という言葉はどのような意味があり、使い方をするのかご存知でしょうか。
ここでは言葉の意味、使い方、例文などを詳しく解説しています。
では一緒に「悪銭身につかず」という言葉の理解を深めていきましょう。
目次
- 「悪銭身につかず」の意味
- 「悪銭身につかず」の表現の使い方
- 「悪銭身につかず」を使った例文と意味を解釈
- 「悪銭身につかず」の類語や類義語
「悪銭身につかず」の意味
「悪銭身につかず」とは、悪いことをして得たお金は、結局悪いことに使う、浪費するなどしてすぐに失ってしまうという意味になります。
- 「悪銭身につかず」の読み方
「悪銭身につかず」の読み方
「悪銭身につかず」の読み方は、「あくせんみにつかず」になります。
「悪銭身につかず」の表現の使い方
「悪銭身につかず」を使った表現を紹介します。
まず「悪銭身につかず」の「悪銭」とは何かから説明します。
「悪銭」とは正しくない手段によって手に入れたお金という意味になります。
わかりやすく言えば、盗み、人を騙すなど犯罪行為で得たお金です。
つまり「悪銭身に着かず」という言葉を使うこと自体、いい意味で使われることはないと覚えておきましょう。
例えば人のお金を巻き上げたりしていた人間が落ちぶれた時など「悪銭身に着かずとはこのことだ」と「それ見たことか」といった意味で言い表したりします。
また、真面目に働き苦労して得たお金でないことから、惜しげなく浪費してしまってあっという間になくなってしまう状況に対しても「悪銭身に着かず」と言います。
「悪銭身につかず」を使った例文と意味を解釈
「悪銭身につかず」を使った例文とその意味を解釈していきます。
- 「悪銭身につかず」を使った例文1
- 「悪銭身につかず」を使った例文2
「悪銭身につかず」を使った例文1
「彼は女性を騙してお金を得たが、上手い儲け話に騙されてそっくり全部なくしてしまったらしい、悪銭身につかずというやつだ」
人から盗んだり、貰ったりと、悪いことをして楽に得たお金というのは結局のところつまらないことに浪費してあっという間になくなるというのが「悪銭身につかず」の意味となります。
例文は女性を騙して得たお金を、結局自分も騙されてすべてなくしたということを言っているのです。
「悪銭身につかず」を使った例文2
「悪銭身につかずと言うが、君もギャンブルを止めて、真面目に働いて貯金をしなさい」
楽をしたり、悪いことで得たお金は「悪銭身につかず」と言います。
自分が苦労して得たお金ならば使う際に慎重にもなりますが、「悪戦」の場合は思い入れがないことからあっという間に浪費してしまうとされています。
「悪銭身につかず」の類語や類義語
「悪銭身につかず」の類語や類義語を紹介します。
- 「泡銭を失う」【あぶくぜにをうしなう】
- 「無駄遣いする」【むだづかいする】
「泡銭を失う」【あぶくぜにをうしなう】
「泡銭」とは自分が労働したのではなく、得たお金、もしくは不正な手段を使って得たお金という意味になります。
「悪銭」と同じ意味と覚えておくといいでしょう。
「つまらない賭けに手を出して、泡銭を失うなんて彼は馬鹿な男だ」という風に使います。
「無駄遣いする」【むだづかいする】
「無駄遣いする」とは、必要ではない物を買うことを言います。
「親からもらった財産を、無駄遣いする」「無駄遣いすることが癖になっている」などと使います。
いかがでしたでしょうか。
「悪銭身につかず」という言葉の意味、使い方、例文などまとめてお伝えしました。
それでは言葉の意味を正しく理解して使いこなしてください。