「愛憎」の意味とは！類語や例文など詳しく解釈

「愛憎」の意味

「愛憎」という表現は、「愛することと憎しみを持つこと」や「愛しているが故に、思い通りにならない相手に憎悪の感情も持ってしまうさま」を意味しています。

「愛憎」というのは、「愛情と憎悪の感情が入り混じっている心理状態」や「愛情の執着によって同時に相手に対する憎しみまで生まれてしまうさま」を意味している表現なのです。

• 「愛憎」の読み方

「愛憎」の読み方

「愛憎」の読み方は、「あいぞう」になります。

「愛憎」の表現の使い方

「愛憎」の表現の使い方を紹介します。

「愛憎」の表現の使い方は、「愛することと憎むこと」や「愛しているが故に相手を憎んでしまう心理状態」を意味して使うという使い方になります。

「愛憎」の表現は、「愛憎が入り混じる」や「愛憎相半ばする(あいなかばする)」といった慣用的な表現で使われることが多くなっています。

例えば、「愛憎相半ばする気持ちがあることで、彼と別れられずにいました」などの文章で使えます。

「愛憎」を使った例文と意味を解釈

「愛憎」を使った例文とその意味を解釈していきます。

• 「愛憎」を使った例文1
• 「愛憎」を使った例文2

「愛憎」を使った例文1

「長年連れ添った配偶者に対して、私には愛憎相半ばする複雑な心情が渦巻いていました」

この「愛憎」を使った例文は、「私には愛情と憎悪の気持ちが、半々で入り混じるような複雑な心情が渦巻いていた」という意味合いで、「愛憎」という表現を使っています。

「愛憎」を使った例文2

「人の興味関心を惹きつける典型的なドラマの題材として、男女関係を巡る愛憎劇があります」

この「愛憎」を使った例文は、「愛憎」という表現を、「男女関係を巡る愛情と憎しみが入り乱れる劇(ドラマ)」という意味を持つ文脈で使用しています。

「愛憎」の類語や類義語

「愛憎」の類語や類義語を紹介します。

• 「アンビバレンス」【あんびばれんす】
• 「愛執」【あいしゅう】

「アンビバレンス」【あんびばれんす】

「アンビバレンス」という英語の表現は「両価感情」と訳されるように、「愛情と憎悪のような相反する感情が同時に存在している状態」を意味しています。

その意味合いから、「愛情と憎悪が同時に存在するさま」を示す「愛憎」と類似の意味を持つ類語として、「アンビバレンス」を上げられます。

「愛執」【あいしゅう】

「愛執」という仏教に由来する言葉は、「その相手を深く愛しているからこそ持つことになる苦しい執着心」のことを意味しています。

この意味から、「愛執」という表現を、「愛しているからこそ憎くなってしまうさま」を示す「愛憎」の類義語として考えることができます。